2022年ウインブルドンはエブデン / パーセルがメクティッチ / パビッチを下して優勝しました。
エブデン / パーセルは今年の全豪で悔しい思いをしたはずですから、タイトルを獲ることが出来て良かったと思います。それにしてもこのペアは今大会壮絶な勝ち上がりでした。上の記事に詳しく載っていますが、今大会で戦った6試合のうち5試合がフルセット、しかもそのうち3試合が2セットダウンからの逆転勝ちという勝負強さでした。倒してきたペアも強豪ばかりです。上位3シードクールホフ / スクプスキ、ラム / ソールズベリー、メクティッチ / パビッチを全て下しての優勝というのは大変評価が高いです。
個人的には慶応チャレンジャーでプレーしていたころから知っているパーセルのグランドスラム優勝が感慨深いですね。これまで全豪で2度の決勝進出があって、2度とも逃していますから、今回はチャンスをものに出来て本当に良かったと思います。(以下はこれまで私がパーセルに言及した記事です。)
敗れたメクティッチ / パビッチは惜しくも2連覇を逃しましたが、きっちり決勝まで上がってくるのは流石です。上のテニスマガジンの記事によるとパビッチは右手首を骨折していたらしいですね。パビッチはバックハンド両手打ちなのでこれは大きなハンデだったと思います。また、上のハイライトの動画をよく見るとパビッチはネットにいるときに右手でラケットのスロートを持たないようにしているのがわかります。この構えは利き手の左手の力みを生む可能性があるので、ここにも骨折の影響が出ていたかもしれません。
決勝進出ペア以外ではグラスプール / ヘリオバーラ組の活躍が嬉しかったですね。事前の予想通りメクティッチ / パビッチを苦しめる活躍をしてくれました。