ダブルスファンの雑記

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2021年 全仏オープン 男子ダブルス優勝予想

全仏オープンのドローが発表されました。

www.rolandgarros.com

 

今年のダブルスはどうしてもメクティッチ / パビッチの強さに触れないわけにはいきません。現時点でのチームとしての戦績は37勝4敗。出場10大会の内8大会で決勝に進出し、さらにその内6大会で優勝というとんでもない成績でここまで来ています。優勝している6大会の内3つはマスターズ(マイアミ、モンテカルロ、ローマ)であることも特筆すべきことでしょう。間違いなく今大会の優勝候補の筆頭であり、今年の予想の焦点はこのペアを止められるペアはいるのか、ということに尽きると思います。

 

今季このペアに勝ったことがあるのはドディグ / ポラセクカバル / ファラシャルディ / マルタングラノイェルス / セバリョスの4組のみで、ドディグ / ポラセク以外のペアはメクティッチ / パビッチと反対の山にいるため決勝まで当たることはありません。ドディグ / ポラセクは勝ち進めば全豪と同じく準決勝でメクティッチ / パビッチと対戦することになります。しかし、ドディグ / ポラセクは全豪以降の戦績は(大きな大会にしか出ていないというのもあるかもしれませんが)いまひとつパッとしません。前哨戦も負け越していますし、このペアが準決勝まで勝ち上がることは考えにくいと思います。

 

トップハーフに有力なメクティッチ / パビッチの対抗馬となるペアはいないのではないかというのが正直な私の意見です。あえて挙げれば戦績の安定しているラム / ソールズベリーだと思いますが、このペアをもってしても今年のメクティッチ / パビッチは抑えられないのではないかと思います。

 

メクティッチ / パビッチに勝てる可能性が一番あると思うのが、ボトムハーフにいるグラノイェルス / セバリョスです。既に両ペアは前哨戦で2度対戦しており、結果は1勝1敗。いずれもフルセットの試合です。グラノイェルス / ゼバリョスの持ち味はストローク力にありますからサーフェースが重く、遅くなった方が有利になるはずです。したがって雨の多い大会になった場合には、決勝の舞台でメクティッチ / パビッチに勝つチャンスがあるのではないかと思います。(ただ、逆に言えば日照りが続いて、メクティッチ / パビッチのサーブの優位性が崩れなかった場合には厳しいと思います)

 

ボトムハーフでもう1ペア忘れてはならないのはクラウィーツ / テカウです。ここ2年、全仏で負けなしのクラウィーツ。今年は相方ニースが不在とはいえ、やっぱり何かやってくれるのではないかという期待をついしてしまいます。このペアはバルセロナオープンで決勝に進出しており、決勝でカバル / ファラに敗れています。今大会を勝ち進めば準々決勝で、そのカバル / ファラと再戦するドローになっています。厳しいカードですが私はクラウィーツ・マジックを信じたいと思います。

 

 

総じて予想は以下の通りになります。

  • 優勝:メクティッチ / パビッチ
  • 準優勝:グラノイェルス / セバリョス
  • ベスト4:ラム / ソールズベリー、クラウィーツ/ テカウ