ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

パーセル/サビル 決勝進出!

全豪オープンパーセル / サビルのペアが決勝に進出しました。事前の予想でほとんど願望でこのペアのベスト4入りを予想しましたが、まさか決勝に進出するとは思いませんでした。

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このペアの、というよりパーセルの決勝進出は個人的には大変感慨深いです。初めて彼のプレーを観たのは2年前の慶応チャレンジャーでした。このときの彼は(当時のブログ↓にも書きましたが)はっきり言ってそんなにダブルスを真剣にやっている感じは無く、チェンジエンドの間にずっと隣のシングルスの試合を眺めているような選手でした。

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それだけにその翌年、ダブルスランキングを600位以上上げて第1シードとして慶応チャレンジャーに出場した彼のプレーを観たときには驚きました。前年にはやってなかったサーブ&ボレーも当たり前のようにするようになっていて、急速にダブルスプレーヤーとして成長した印象を受けました。

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 パーセルは現在21歳、今週付けのランキングでシングルスは216位、ダブルスは88位となっています。まだ若いですしシングルスのランキングも上がってきているところなので悩みどころですが、今大会の活躍でダブルスに関してはツアーレベルのトーナメントを周れるようになるはずですから、一度シングルスの出場大会数を減らしてダブルスランキングを上げに行くのも手だと思います。

 

パーセル / サビルのペアが決勝であたるのは第11シードのラム / ソールズベリーです。強豪ですが私はパーセル / サビルにとっては戦いやすいペアのような気がします。パーセル / サビルの武器はリターンです。このペアにとって一番嫌なのは、相手もリターンが上手く自分達のサービスゲームでプレッシャーをかけられて、良い形でリターンゲームに入れないという流れのような気がします。その点ラム / ソールズベリーは二人ともサーブはいいですが、リターンが強い印象はあまりないペアなので上述のような展開にはならないのではないかと思うのです。

 

仮にパーセル / サビルのペア優勝した場合、全豪オープンでオーストラリア人同士のペアが優勝するのは1997年のウッドブリッジ / ウッドフォード組以来とのことです。

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昨年の慶応チャレンジャーのパーセル