ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2020年 USオープン男子ダブルス展望

コロナウイルスの影響で今年のドローサイズは32になりました。シードも上位8シードまでしかないので、1回戦から普段のグランドスラムであれば初戦では当たらないようなペアの対戦もいくつか組まれています。

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32組のペアのうち、今大会で初めてペアを組むのは3ペア(エスコデボ/ルビン、ボレッリ/ゴンサレス、シャラン/カシッチ)しかいません。やはりコロナの影響で試合もなかったのでほとんどのペアがこれまでのパートナーシップを継続する形になったのでしょう。

 

展望の予想も何も今年は非常に材料が少ないので何とも言えません。もっとも材料があったって予想なんて毎年当たってませんが(笑)。ひとまず気になるペアをいくつかピックアップしたいと思います。

 

クーホフ / メクティッチ

先のマスターズ1000シンシナティの優勝はデミノー/カレーニョブスタ組でしたが、そのペアを一番苦しめたのがこのペアです。恐らく状態がよいのでしょう。今大会はボトムハーフの第8シードに位置していますが、比較的ドロー運も良い印象です。今大会の優勝候補ではないかとみています。

 

ソック/ ウィスロー

プロテクトランキングで出場のペアです。ソックは最近名前を聞かないと思っていましたが、怪我で試合に出てなかったんですね。ソックの魅力はなんといっても強烈なフォアハンドでの突き球です。特に今年はどの選手も試合数が少ないので、チームとしての総合力というよりも個人の能力の高さが求められるのではないかと思います。その点ではソックのように単発で強い武器があるタイプの選手は強いのではないでしょうか。全米オープンは昨年もウィスローとのペアで出場し、ベスト8に入っています。勝って知ったるパートナーと出られることも大きなプラス要素だと思います。気になるのはシングルスの初戦が2セットダウンからの逆転というタフマッチになってしまったので、体力面でしょうか。シードはついてませんが、私の大穴予想です。

 

パーセル/サビル

活躍を予想しているわけではなのですが、活躍させてあげたい気がするのがこのペアです。これまでずっとチャレンジャーレベルのトーナメントを周っていましたが、今年は全豪オープンの準優勝で大きくランキングがジャンプアップしツアーレベルのトーナメントを周れる…と思ったらコロナの影響で全然大会が無くなってポイントが稼げなくなってしまいました。ある意味で一番コロナウイルスの影響を受けたペアではないかと思います。そしてツアー復帰戦だった先週のシンシナティはフルカシュ/イズナーのペアにわずか3ゲームしか奪えず敗退。苦いマスターズのデビューとなっています。今大会は1回戦で昨年の“成り上がり枠”クラウィーツ/ミースと対戦になります。

 

グラノイェルス / セバリョス

昨年の準優勝ペアです。昨年の楽天オープンこそ初戦で負けていますが、全般的に戦績が安定している印象を受けるペアです。今年出た5大会中2大会で優勝していますし、ツアー復帰戦のシンシナティでもしっかりベスト8に入っています。

 

ラム / ソールズベリー

グラノイェルス/セバリョスと同じく安定して強い印象のペアです。全豪に続くグランドスラム2大会連続優勝を目指します。特に黒人差別がホットなテーマとなっている今のアメリカで、黒人選手のラムが活躍することは社会的にも大きな意味がある気がしています。勝たせてあげたいペアです。

 

私の予想は優勝クーホフ/メクティッチ、準優勝グラノイェルス / セバリョス、ベスト4ソック/ウィスロー、ラム/ソールズベリーです。

 

*追記

大変恥ずかしい間違いをしていたことに気づきました。トップハーフのソック/ウィスロー、グラノイェルス/ セバリョスは順当に勝ち上がると準々決勝で当たってしまうので、予想したような結果になるはずがありませんでした。しかもどっちもこの訂正を書いている時点では負けているという(笑)