全豪オープンが閉幕しました。男子ダブルスの決勝ではラム / ソールズベリーがパーセル / サビルを下して優勝しました。私の予想はパーセル / サビルの勝利だったのですが例によって外してしまいました(笑)。決勝戦を観ることはできていないのですが、スコアからして経験に勝るラム / ソールズベリーが勢いでここまで上がってきたオーストラリアペアをきっちり抑えたという感じなのでしょう。
ラム / ソールズベリーはチームとしても個人としても初の男子ダブルスのグランドスラムタイトルです。特に35歳のラムにとっては長年待ち続けた待望のタイトルとなりました。グランドスラムを獲らせてあげたい選手の一人だったので(パーセル / サビルが地元のタイトルを逃してしまったのは残念でしたが)良かったと思います。ソールズベリーはイギリス、ラムはアメリカの選手なので今後それぞれの自国開催のグランドスラムが待っていることになります。今大会を制したことで心理的にも余裕ができたと思うので、他のグランドスラムにも期待が持てそうです。
去年のツアーファイナルズに出たペアが優勝したわけなので、ここだけ見ればまずまず順当な結果と言えますが、全体としては番狂わせが多かった大会の印象です。ベスト8以上のペアを見ると優勝したラム / ソールズベリーとベスト4のドディグ / ポラセク以外はノーシード、しかもパーセル / サビル、ブブリク / ククシュキン、ダックワース / ポールマンス、アレバロ / オマラといったこれまでそれほど大きな活躍のあったわけではない選手たちの活躍が目立ちました。こうした選手たちの活躍が今大会だけの単発的なものなのか、それとも今後の活躍もあるのかというところも楽しみなところだと思います。