2022年 全豪オープン 男子ダブルス前半戦を終えて
男子ダブルスの16強が出揃いました。
概ね順当な勝ち上がりではないかと思います。第1シードのメクティッチ / パビッチが2回戦でコキナキス / キリオスに敗れましたが、これはある程度予想出来たことなのでそれほど大きな驚きはありませんでした。
勝ったコキナキス / キリオスは良くも悪くも勢いのペアです。どこまで勝ち進めるか気になるところですが、次のベアル / エスコバルのペアには勝てたとしても、準々決勝でプッツ / ビーナスには勝てないのではないかと思います。
トップハーフの下半分では私の優勝予想、ポラセク / ピアースのペアが勝ち上がってきました。ここから先はクラウィーツ / ミース、グラノイェルス / セバリョスと厳しい相手の連続ですが、今のこのペアの力ならば突破してきそうな気がします。
ボトムハースではクールホフ / スクプスキのペアが元気です。ややドロー運に恵まれた感はありますが、1、2回戦を共にストレート勝ち。これで今年の戦績を10勝0敗としています。
このペアが次に勝つとマクラクラン / クラーセンのペアと対戦する可能性があります。マクラクラン / クラーセンは昨シーズンはいまいちな戦績でしたが、今大会はシードを守る良い滑り出しが出来て良かったです。マクラクラン /クラーセンはベスト8進出をかけてエブデン / パーセルのペアと対戦になります。このペアはノーシードですが、エブデンはミックスダブルスで全豪の優勝経験がありますし、パーセルも一昨年の男子ダブルスのファイナリストですから実力はあるペアです。もし、マクラクラン/ クラーセンが勝利した場合には、このペアとしては昨年のウインブルドン以来のグランドスラムベスト8ということになります。
私が応援しているマレー / ソアレスもベスト16まで勝ち上がりました。次の相手は強豪のボレッリ / フォニーニです。両ペアは前哨戦でも対戦があり、マレー / ソアレスが敗れています。今回はどうなるでしょうか。
第2シードのラム / ソールズベリーは1回戦、2回戦ともストレート勝ちで盤石の勝ち上がりです。3年連続決勝進出の可能性十分でしょう。