ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2022年 全豪オープン 男子ダブルス決勝戦 展望

今年の全豪オープンの男子ダブルス決勝のカードが決まりました。コキナキス / キリオス vs エブデン / パーセルです。

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私の事前の予想は完全に外れました。全世界でも決勝がこのカードになることを予想出来た人はいないんじゃないかと思います。

 

4人全員オーストラリア人という、オールオージーファイナルが実現となりました。これで1997年のウッドブリッジ / ウッドフォード組以来のオーストラリア人同士のダブルスが全豪オープン男子ダブルスのタイトルを獲得することが確定したことになります。

 

問題はどちらがそれを獲得するかということになります。人気という点では恐らくコキナキス / キリオスなのでしょうが、私としては日本でプレーすることの多かったエブデンと慶応チャレンジャーでプレーしていた頃から知っているパーセルにタイトルを獲らせたいというのが本心です。

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この試合はとにかく序盤が重要だと思います。コキナキス / キリオスはここまでの勝ち上がりの中で第1セットを落とした試合はありません。この試合も第1セットを獲れば確実に彼らのペースでしょう。逆に言えばエブデン / パーセルにとっては第1セットを取ることはマストだと思います。エブデン / パーセルは今大会は4つのタイブレークを経験し、全て獲ってきています。競った場面で強さを発揮していますが、対するコキナキス / キリオスもタイブレークは3つやって全て獲って勝ち上がってきています。正直この両ペアでタイブレークになったらサーブ力で勝るキリオス / コキナキスの方が優位に進めそうな印象です。エブデン / パーセルとしてはタイブレークまでもつれずに、出来ればセットの早い段階でブレークをして逃げ切るというのが理想だと思います。

 

キーパーソンはエブデンではないかと私は思っています。エブデンは去年のミックスダブルスの決勝に出ているのですが、そのときの序盤のプレーが結構硬かったと記憶しています。今回もそうなってしまえば、キリオス / コキナキスに対して勝ち目がありません。その意味で第1セットの最初のエブデンのサービスゲーム(エブデン / パーセルパーセルが先にサーブを打つので1,2ゲーム目ではエブデンのサーブになりません)をいかにスムーズにキープできるかが重要になると思います。ここであまり労力を割くとコキナキス / キリオスに余裕を与えてしまうことになります。

 

残念ながら私はこの試合をリアルタイムでは見られないのですが、どんな結果になるか楽しみです。