ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

I.ドディグ / P.ポラセク vs R.ラム / J.ソールズベリー

2021年 全豪オープン  男子ダブルス決勝

ドディグ / ポラセク 6-3 6-4 ラム / ソールズベリー

 

ドディグ / ポラセクは準決勝で今季無敗だったメクティッチ / パビッチのペアを下しています。 メクティッチ / パビッチは下の記事で書いたように、2ndサーブでのポイント獲得率が異常に高いペアだったのですが、この準決勝ではポラセクのリターンが良く、メクティッチ / パビッチは2ndサーブで44%としかポイントが獲れず敗れています。

doublesgeek.hatenablog.com

 

そのポラセクのリターンはこの決勝でも健在でした。クリーンヒット出来なかったリターンは無かったのではないかというぐらいリターンが当たっていました。4人の中で唯一グランドスラムの決勝の経験の無いポラセクでしたが、コイントスの時もにこやかでしたし、最後のサービング・フォー・ザ・マッチのときもあまり緊張した様子がありませんでした。試合後のスピーチでこの決勝の前々日に第二子が生まれたと言っていましたが、もしかしたらこっちが彼にとっては決勝進出以上の出来事で、それ故にリラックス出来ていたのかもしれません。WOWOWの実況の中でもあったとおり、ポラセクは2013年に一度引退し、2018年に現役復帰した選手です。復帰してきて本当に良かったですね。

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ポラセクのパートナーのドディグにとっては2015年の全仏以来のグランドスラムタイトルです。この試合ではポラセクが良すぎたのでちょっと印象が地味でしたが、ドディグもいいプレーだったと思います。

 

負けてしまったラム / ソールズベリーは二人とも表彰式の爽やかな態度が好印象でした。これだけいいプレーを相手にされてしまったらもうしょうがない、ということでもあったのだと思います。もう少しこのペアのロブリターンが上手く決まっていたらまた展開も違ったような気もするですが、ドディグとポラセクのサーブ力がそれを許さなかったということなのでしょう。この後はソールズベリーの地元のウインブルドン、ラムの地元の全米と、もっと獲りたいであろう大会がまだ控えています。二人とも親日的な選手なので是非日本にもまた来て欲しいですね。

 

試合のハイライトはこちら↓


【マッチハイライト】R.ラム&J.ソールズベリー vs I.ドディグ&F.ポラセク/全豪オープンテニス2021 ダブルス決勝【WOWOW】

 

セレモニーの様子はこちら↓


Men's Doubles Ceremony - Ram/Salisbury vs Dodig/Polasek (F) | Australian Open 2021

 

スタッツはこちら↓

ausopen.com