ATPツアー最終戦が開幕しました。ダブルスについてはレースランキング8位のメルツァー / ロジェ=バセランと9位のマレー / スクプスキが最後まで出場権を争っていましたが、結果的にはメルツァー / ロジェ=バセランが出場権を獲得することになりました。この件については一つ前の記事でも書きましたが、結局この両ペアがそろってソフィアオープンの決勝に進出したので、本当にファイナルズ開幕ギリギリまで出場ペアが確定しないという珍しい状況でした(ATPの記事はこちら)。
気になるのは出場権を得たメルツァー / ロジェ=バセランがソフィアオープンの決勝を棄権しているということです。メルツァーの肩の故障ということで、恐らくファイナルズを見据えて大事を取っての棄権かと思いますが…。
今回のファイナルズのグループ名は「ボブ・ブライアン」と「マイク・ブライアン」になっています。今年で引退のレジェンドの名を関するとは粋ですね。「グループ ボブ・ブライアン」はパビッチ / ソアレス、グラノイェルス / セバリョス、ピアース / ビーナス、メルツァー / ロジェ=バセラン、「グループ マイク・ブライアン」はラム / ソールズベリー、クラウィーツ / ミース、クーホフ / メクティッチ、クボト / メロです。
現状の勢いでいったらレースランキング1位のパビッチ / ソアレスが頭一つ抜けている気がします。USオープン優勝、全仏オープン準優勝、マスターズ1000パリ準優勝と、大きなトーナメントで軒並み好成績を出しています。ただ、私が気になるのは今年このペアから2勝しているクラウィーツ / ミースです。今年はツアーで1大会しか優勝してませんが、それが連覇のかかっていた全仏なのですから、やはり特筆すべき勝負強さだと思います。