ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

M.パビッチ / B.ソアレス vs K.クラウィーツ / A.ミース

2020年全仏オープン 男子ダブルス決勝

クラウィーツ/ミース 6-3 7-5 パビッチ/ソアレス

 

クラウィーツ / ミースのペアの連覇は全く予想しないものでした。本人達も予想外だったとスピーチで語っていましたが、世界中でこのペアの連覇を予想していた人はほとんどいなかったと思います。

 

試合自体は昨年の決勝同様、クラウィーツ/ミースのリターンの強さが印象的でした。(昨年の試合の模様は↓)。特にソアレスの2ndサーブに対するリターンは強烈でした。かなりソアレスのサーブのコースを読めていたように見受けられました。

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対するパビッチとソアレスは、第1セットについてはここぞというところでパビッチの弱気なプレーが目立った気がします。パビッチは割とメンタルの強い選手という印象を受けていたのでこれは意外でした。第2セットに入ってかなりパビッチは立て直してきて、あと一本パビッチ/ソアレスにいいポイントがあれば流れを取り戻せそうな雰囲気になっていたのですが、それを獲らせなかったのはクラウィーツ / ミースの強さだったと思います。

 

パビッチとソアレスにとっては初の全仏オープンのタイトルがかかっていましたが、残念な結果に終わってしまいました。ソアレスのインスタグラムには表彰式の写真がアップされていますが、ハッシュタグの#wrongthropyには彼の悔しさが滲んでいる気がします。

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勝ったクラウィーツ / ミースのペアは昨年の優勝がフロックでないことを完全に証明したと言っていいでしょう。このペアは昨年初出場で優勝したので、今回の連覇で全仏での戦績は12勝0敗。勝率だけならナダル越えです。ちなみに同一チームでの連覇は2011年-12年大会を連覇したミルニー/ネスタ―以来とのことです。ちょっと気が早いですが、もしこのペアが来年も出場して優勝した場合には史上初の同一チームでの3連覇ということになるようです。俄然来年が楽しみになってきました。

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