ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2021年 チーム名鑑②

6. イヴァン・ドディグ / フィリップ・ポラセク

全豪オープン優勝のペア。しかし、全豪に優勝した後はいまひとつぱっとせず、ウインブルドンを最後に解散してしまいました。解散後ポラセクはスムーズにピアースのペアをスタートしているので、おそらくポラセクから解散の申し出があったものと思われます。ドディグはかつて組んでいたメロと再度ペアを組むようです。

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7. ケヴィン・クラウィーツ / ホリア・テカウ

クラウィーツの相方のミーズが怪我でツアーを離脱してしまったため、代理でパートナーに指名されたのがテカウ。引退を視野に入れていたテカウとしては特定の選手とペアを組む予定は無かったようなのですが、今年限りということでOKしたのではないかと思われます。ともに普段はアドサイドでプレーする選手ですが、このペアではクラウィーツがテカウにアドサイドを譲った形になりました。クラウィーツは最初は慣れないデュースサイドのプレーで大変だったようですが、きっちり結果を残しました。テカウがツアーファイナルズで有終の美を飾ることにもなりましたし、このペアリングは双方にとって良かったのではないかと思います。クラウィーツは来シーズンはまたミースとのペアに戻るようです。

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8. ジェイミー・マレー / ブルーノ・ソアレス

2019年シーズン途中で解散し、今年から再結成となったペア。再結成後最初の大会でいきなり優勝。全豪オープンもベスト4と出だしは好調だったのですが、クレー、グラスコートシーズンはこの二人としてはかなり伸び悩みました。USオープンで決勝進出したことによって、どうにかツアーファイナルズに滑り込んできましたが、そのファイナルズではラウンドロビンで一勝も出来ず敗退。来シーズンの巻き返しに期待したいと思います。

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9. フィリップ・ポラセク / ジョン・ピアース

東京オリンピック後、8月から組み始めたペア。出場わずか8大会でチームランキング9位につけてきました。シンシナティの優勝とUSオープンベスト4の戦績が光ります。来シーズンの活躍も期待できるでしょう。まずは共に優勝経験のある全豪オープンが試金石となりそうです。

 

10. シモーネ・ボレッリ / マッシモ・ゴンサレス

昨年のUSオープンから組んでいるペア。共にシングルスでもトップ100に入ったことのある選手ですが、近年はほとんどダブルスに特化してプレーしています。二人ともストロークを得意としていますが、ボレッリの方がパワー系、ゴンサレスの方がテクニック系の選手の印象です。今年は250の大会で3つで優勝と安定していましたが、戦績を見るとあと一つ上位ペアの牙城を崩せなかった感が残るのも事実。”安定した中堅ペア”にならないためにはもう一段レベルアップしたいところ。