ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2021年 全仏オープン 男子ダブルス 前半戦を終えて

昨日までで2回戦が全て終わり、16強のペアが出揃いました。一つ前の投稿で今大会のベスト4を予想しましたが、そのうちクラウィーツ / テカウ以外のペアはもうこの時点で残っていません(笑)。例によって全然予想が当たりません。

 

doublesgeek.hatenablog.com

 

一番呆気なかった退場は第1シードのメクティッチ / パビッチでしょう。公式には明言されていませんが、大会側が男子ダブルスのペアで新型コロナウイルスの陽性者(それもペアの二人揃って陽性)がいたことを公表した直後にドローから名前が消えたことを考えると、下の記事の通りほぼ間違いなく感染による棄権でしょう。圧倒的な優勝候補でありながら、このペアのグランドスラムタイトルの獲得はまたもおあずけとなりました。

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改めてドローを見るとトップハーフはかなり荒れました。シードを守れたのは14シードのジレ / ブリーゲン、11シードのクーホフ / ロジェの2ペアのみです。単純にランキングから見ればクーホフ / ロジェに大きなチャンスがありそうですが、私が気になるのはニース / プッツのペアです。実はこのペアは今季まだクレーコートで負けていません。エストリル、リヨンとクレーコートの2大会を連覇してこの全仏に乗り込んできています。もちろんこの2大会はATP250の大会なので、それほど高いグレードではないですが、負けていないというのはこのペアにとって大きな自信となっているはずです。2回戦でラム / ソールズベリーをストレートで下してきたあたり状態もよさそうなので、この先のラウンドにも期待が持てると思います。

一方ボトムハーフは、私が4強入りを予想していたグラノイェルス / セバリョスが敗れた以外は概ね上位勢が上がってきました。エルベール / マウ、マレー / ソアレス、カバル / ファラなど前哨戦ではあまり元気がなかったので期待していなかったのですが、やっぱりグランドスラムとなるとちゃんと2週目まで上がってくるのは流石です。

 

個人的には応援しているマレー / ソアレスにタイトルを獲って欲しいと思っているのですが、次戦であたるクラウィーツ / テカウの方が今大会は有望な気がします。

 

ノーシードで不気味な存在感を放つのは今大会で初めてペアを組んだハーセ / ストルフのペアです。二人ともダブルスも出来る選手ですし、パワーもありますからハマったら全仏では相当強いと思います。