ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

M.ゴンサレス / A.モルテニ vs J.マレー / M.ビーナス

ウェスタン&サザンオープン 男子ダブルス決勝

M.ゴンサレス / A.モルテニ 3-6  6-1  11-9 J.マレー / M.ビーナス


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マレー / ビーナスがせっかく掴んだ流れを自分達の手で止めてしまった印象でした。いただけなかったのは第2セットの第4ゲームと第6ゲーム。第4ゲームはマレー、第6ゲームはビーナスがサーブを打ちましたが、マレーは3本、ビーナスは2本のダブルフォルトを献上し、ゴンサレス / モルテニにイージーな形で2ブレークを許して第2セットを取り返されてしまいました。

 

第2セットをあまりもつれずに取り返せたことで、ゴンサレス / モルテニは勢いを取り戻したように思います。圧巻だったのはマッチタイブレーク8-9で迎えたゴンサレスのセカンドサーブ。マレー / ビーナスのマッチポイントでしたが、ゴンサレスはここであえてビーナスのフォア側にスピンサーブを打ちます。フォアに回り込もうとしていたビーナスは完全に逆をつかれる形になり、このセカンドサーブはノータッチエースとなって、マッチポイントを凌ぐことになりました(上のハイライトの5:05あたりです)。

 

勝ったゴンサレス / モルテニはチームとしても個人としても初のマスターズ1000のタイトルで喜びを爆発させていました。レースランキングも3位に浮上し、最終戦出場の可能性が飛躍的にUPすることになりました。

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唯一気になったのは、第2セット第5ゲームが終了したところでゴンサレス / モルテニがマレー / ビーナスの陣営がコーチングをしているという主張をしたことです。コーチングの判定はされませんでしたが、マレーとビーナスは自分たちの不正を相手ペアが主張していることに当然気づいていたと思います。そのせいなのか知りませんが、マレーもビーナスも表彰式のスピーチで相手ペアを称えるコメントをしてなかったと思います。