ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

加藤未唯の失格について

既に手垢の付きまくっている話題ですが、備忘録的に自分の思ったことを書いておきたいと思います。

 

この話題については加藤を擁護する声が大きいようなのですが、加藤の側に明らかな過失があったのは明確なので、それは忘れないようにしなくてはいけないなと思いました。↓杉村太蔵のコメントは私的には同意するところが多いです。

www.sponichi.co.jp

 

一方で相手ペアのボウズコワとソリベス トリモには凄まじいバッシングがありました。ただ、相手の失格を要求する態度が見苦しいか否かという問題はともかくとして、彼女達のしたことは「審判の判定(ここでは加藤が失格ではなく警告のみだったこと)に納得がいかない」→「スーパーバイザーを呼んで上申する」というルール上は何の問題もない行為だったのも事実です。ボウズコワとソリベス トリモが審判に判定を覆させたかのような記事がありましたが、実際に最終的な決定を下しているのはスーパーバイザーです。

thedigestweb.com

 

ありきたりの結論ですが、やっぱり今回の騒動で一番の問題点は一度審判の下した「警告」の判定をスーパーバイザーが覆して「失格」と判定する根拠があまりにも不明確であったといことでしょう。ソリベス トリモ達に批判が集まってしまうのも、大会側が失格と判断するに至った理由を示せていないというのが一因だと思います。少なくとも大会側がきちんと根拠を示せば、その根拠は失格と判断するのに妥当なものかというのが議論の争点になるはずです。大会側がその根拠を示さないため、「ソリベス トリモ達の抗議があったから失格になった」ということになんとなくなってしまっているというのが問題だと思います。

 

結果的には混合ダブルスで優勝することができた加藤でしたが、加藤のパートナーのプッツは↓の記事のコメントを読む限りとても頭のいい人なのだろうと思います。加藤を擁護しつつ大会側も下手に刺激しないコメントで非常にクレバーな対応でした。慶應チャレンジャーに出てたころから知っている選手だけに、活躍してくれているのは嬉しい限りです。

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