N.ジョコビッチ / F.クライノビッチ vs M.パビッチ / B.ソアレス
2019.9.30 楽天ジャパンオープン ダブルス1回戦
パビッチ / ソアレス 6-2 4-6 10-4 ジョコビッチ / クライノビッチ
ジョコビッチの有明での初試合ということで注目が集まりましたが、私自身はソアレスのファンなのでパビッチ / ソアレスのペアを応援していました。WOWOWの放送の中で鍋島アナが言っていましたが、ソアレスはジャパンオープン出場は5年連続8回目だそうです。2010~2012年にかけての3年連続出場し、2015年から今年にかけて5年連続出場しています。ジャパンオープン的には新参者のジョコビッチより何度も足を運んでくれたソアレスの方をやはり応援したいのです。
第1セットはパビッチ / ソアレスの手堅さが目立ちました。確率の高いプレーに徹してジョコビッチ / クライノビッチのミスを誘ったと思います。ジョコビッチ / クライノビッチの方がポイントの取り方は華やかだった気がしますが、そういうスーパープレーでないとパビッチ / ソアレスの牙城を崩せなかったということだと思います。また、この中では最もダブルスの経験の浅いクライノビッチはあまり突き玉の処理が得意とは言えず、そのことにも両ペアの実力差を感じました。
第2セットを先にパビッチ / ソアレスがブレークした時点で、私はこの試合は2セットで終わると思いました。ジョコビッチとクライノビッチは共にシングルスプレーヤーです。正直このセルビアペアにこの劣性を挽回していこうというモチベーションがあるようには見えませんでした。しかし第5ゲームのパビッチのサーブを半ば自滅的な形でパビッチ / ソアレスが落としてイーブンになったことで、なにかセルビアペアの方に“もうちょっとだけ頑張ってみよう”という気持ちが芽生えてしまったように思います。特にここからのジョコビッチのリターンはすさまじかったです。ソアレスのサーブのリターンに関してはほぼ全て足元に沈めていたように思いました。
完全にセルビアペアの流れでマッチタイブレークを迎えましたが、マッチタイブレークはジョコビッチのダブルフォルト3本に助けられたと思います。スコア以上に薄氷の勝利でしたが、なんとか初戦を突破してくれてソアレスファンとしては一安心です。
(↓こちらは試合後にアップされたソアレスのインスタグラムです。)
(こちらはATPのサイトから↓)
(こちらはyahooニュースから。やっぱりダブルスは試運転だったみたいです。)
パビッチ / ソアレスのペアは次戦でイングロット / クライチェクと対戦します。イングロット / クライチェクは初戦でロジェ / テカウを6-3 6-1というスコアで下しています。どんな試合だったかわかりませんが二人ともパワーがある選手なので、乗ってると怖いペアです。パビッチ / ソアレスは今大会がペアを組んで7つ目の大会なのですが、2回戦より上に進出したのは1大会しかありません。そろそろいい結果が欲しいところなので、なんとか次戦は突破して欲しいです。