オリンピック出場ペアが決定
オリンピックに出場するダブルスペアが正式に発表されました。以下のリストはこちらのITFが発表したリストをエントリー時、つまり2021年6月14日付けのチーム合算ランキング順に並べ直したものです。また、★は男女単複併せても国内でそのペアしかエントリーが無い場合につけています。
- メクティッチ / パビッチ(クロアチア)
- カバル / ファラ(コロンビア)★
- エルベール / マウ(フランス)
- カラツェフ / メドベテフ(ロシア)
- メロ / ソアレス (ブラジル)
- ホルカシュ / クボト(ポーランド)
- ハチャノフ / ルブレフ (ロシア)
- ベレッティーニ / フォニ―ニ(イタリア)
- クールホフ / ロジェ(オランダ)
- エバンス / スクプスキ (イギリス)
- チリッチ / ドディグ(クロアチア)
- デミノー / ピアース (オーストラリア)
- カレーニョ=ブスタ / ダビドビッチ=フォキナ(スペイン)
- シナー / ソネゴ (イタリア)
- ストルフ / ズベレフ (ドイツ)
- ジレ / ブリーゲン (ベルギー)
- クラウィーツ / プッツ (ドイツ)
- ダニエル / ビーナス (ニュージーランド)★
- マラック / オスワルド(オーストリア)★
- モルテニ / セバリョス(アルゼンチン)
- ラム / ティアフォー (アメリカ)
- ミルマン/ サビル(オーストリア)
- シャルディ/ モンフィス (フランス)
- ブブリク / ゴルベフ (カザフスタン)
- マクラクラン / 錦織 (日本)
- オジェアリアシム / ポスピショル (カナダ)
- バグニス / シュワルツマン (アルゼンチン)
- マレー / ソールズベリー (イギリス)
- クライチェク / サングレン (アメリカ)
- アンドゥハル / カルバジェス=バエナ (スペイン)
- J.ソウザ / P.ソウザ (ポルトガル)
- クレイン / ポラセク (スロバキア)
30番目アンドゥハル / カルバジェス=バエナと31番目のJ.ソウザ / P.ソウザのペアは恐らくプロテクトランキングでのエントリーです。32番目のクレイン / ポラセクは"ポラセクが6月14日時点でトップ10だった”という規定を満たしているためエントリー可となっています。
意外な組み合わせが多かったというのが正直な感想でした。ダブルス選手同士を組ませるのではなく、シングルスの選手とダブルスの選手という組み合わせのペアが割と多い印象を受けます。典型的なのはオーストリアです。ピアースとサビルという二人のダブルススペシャリストがいて、この二人が組んでもランキング的には十分出場圏内なのですが、何故かこの二人では組まずにピアースはデミノー、サビルはミルマンとそれぞれシングルスの選手とペアを組んでいます。
何人か有力なダブルス選手の名前が無いのも気になります。(もしかしたら時勢が時勢なので辞退している選手もいるのかもしれませんが)グラノイェルス(12位)、メルツァー(24位)、ボレッリ(54位)といった各国のデ杯のダブルスを任され、グランドスラムでも実績のある選手達の名前がありませんでした。特に一度引退しているメルツァーは復帰のタイミングがタイミングだったので、確実にオリンピックを見据えたものだと思っていたのですが…。
コロナ渦での開催に不安はありますが、誰がオリンピックのタイトルを手にするのかは楽しみでもあります。個人的にはブラジルのメロ / ソアレスに3度目の正直でタイトルを獲らせたいのですが、どうなるでしょうか。