ダブルスファンの雑記

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2018年全米オープン 男子ダブルス決勝

2018年全米オープン 男子ダブルス決勝
J.カバル / R.ファラ 6-4 7-5 M.グラノイェルス / H.セバリョス

コロンビアのカバルとファラ、スペインのグラノイェルス、アルゼンチンのセバリョスと、男子ダブルスのファイナルはオールスペイン語ネイティブの試合になりました。改めてテニス界におけるスペイン語圏の国の強さを思い知るメンバーです。特にコロンビア2人とアルゼンチンのセバリョスは、共に南米出身ということもあるのか仲がいいみたいですね。試合の前日にセバリョスはこんな写真をツイッターにあげていました。

 

私はこの試合を通しでは見れていないのですが、カバル / ファラのリターンが良かったようですね。最初はサーブ&ボレーをしていたセバリョスが途中でそれを躊躇する場面があったのが印象的でした。どちらかというとグラノイェルス / セバリョスのほうがリターンでプレッシャーをかけていきそうな気がしたのでこの結果は意外でもありました。

 

正直言うと私はグラノイェルス組が勝つと予想していましたし、これでグランドスラムの決勝3回目になるグラノイェルスにそろそろタイトルを獲らせてあげたいとも思っていたのですが、カバル / ファラの出来が良すぎました。

 

勝ったカバル / ファラはこれでウインブルドンに次ぐグランドスラム連続優勝です。正直ここまで安定的に強いペアになるとは思いもしませんでした。これまでマスターズのタイトルさえなかなか手が届かなかったことが嘘のようです。wowow解説の坂本正秀さんが“何か突出した武器があるわけではないけどチームワークが凄くいい”という主旨のことを仰っていましたが、10年組んだ二人だけの底力なのかもしれません。当然来年の東京オリンピックの金メダルを狙っているでしょうから、非常に今後の活躍も楽しみです。

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ちなみにカバルに関しては今大会の決勝に進出した時点で、全てのグランドスラムの男子ダブルスで決勝に進出したことになります。恐らく現役の選手でこれを達成しているのは既に全グランドスラムタイトルを持つボブ・ブライアン、マイク・ブライアン、マウ、エルベール、パエスだけだと思うので、これに次ぐ6人目ということになるはずです。