ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

N.メリカ / B.ソアレス vs A.ロソルスカ / N.メクティッチ

2019年全仏オープン ミックスダブルス準々決勝

N.メリカ / B.ソアレス 6-3 7-6 A.ロソルスカ / N.メクティッチ

 

32ドローしかないミックスダブルスは3回戦=準々決勝なのでなんだかあっという間に進んでしまった感じです。この試合はコート1の最終試合でしたが、流石はグランドスラム2週目と言うべきか、結構お客さんが入って盛り上がっていました。

 

今年の全仏のトレンドなのか、男子選手もサーブ&ボレーをせずステイバックでプレーすることが多いようです。この試合も普段は必ずサーブ&ボレーをするソアレスとメクティッチがいずれもサーブ&ステイバックでストロークを打ち合っていて、なんだか珍しい光景でした。

 

第1セットはメリカ / ソアレスが第4ゲームのロソルスカのサーブをブレークし、この1ブレークを守って6-3で取ります。このセットのソアレスのプレーはまさにミックスダブルスのお手本のようなプレーでした。2回あったパートナーのメリカのサービスゲームはいずれも40-40までもつれる苦しいゲームでしたが、いずれもソアレスのネットプレーでピンチを脱しました。ソアレスのあまりのネットでの反応の良さに相手ペアが思わず苦笑いする場面もありました。

 

第2セットは第1、第2ゲームこそ両ペアとも男子選手のサーブをブレークされますが、それ以降のプレーのクオリティは4人とも高く、ブレークがないままタイブレークに突入しました。タイブレークでは4ポイント目でメリカの好プレーでミニブレークが生まれ、結局この1ミニブレーク差でメリカ / ソアレスが取り切ってベスト4進出を決めました。

 

試合後、コートの最終試合だったためか、ソアレスはファンへのサインや写真撮影をかなり時間をかけてやっていました。楽天オープンで来日したときもそうでしたが、この人は本当にファンへの対応が丁寧で好感が持てます。今年も是非日本に来て欲しい選手の一人です。

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去年の楽天オープンのソアレス

 

さて、以下は試合は観られなかったのですが、男子ダブルス準々決勝の結果です。

 

カバル / ファラ 6-2 6-2 ククシュキン / Vligen

期待した通りカバル / ファラがサクッと勝ってくれました。一安心です。マッチサマリーを見ましたが、相手にブレークポイントすら与えない盤石の勝利でした。

 

ペラ / シュワルツマン 6-4 6-4 ロジェ / テカウ

こちらは意外な結果でした。サマリーを見るとロジェ / テカウは2ndサーブで33%しかポイントが取れていませんでした。これに対し、ペラ / シュワルツマン72%のポイント獲得率でこの差が勝敗を分けたのではないかと思います。

ペラとシュワルツマンは共にシングルスプレーヤーなので当たり前ですが、グランドスラムのダブルスのベスト4はこれが初めてです。次はラヨビッチ / ティプサレビッチとKrawietz / Miesの勝者と当たることになりますが、どちらが勝ってきてもノーシードですから、これは決勝進出に向けて大きなチャンスとなりそうです。