2019年 全豪オープン 男子ダブルス準々決勝予想
メイヤー/ソウザ vs クラーセン/ビーナス
シングルスプレーヤーのイメージが強いメイヤーとソウザですが、実はダブルスのランキングもトップ100に入っているんですね。二人とも全米オープンのダブルスでベスト8に入った経験があり、これがグランドスラムではベストリザルトです。クラーセン/ビーナスとは昨年のウインブルドンで対戦し、フルセットの末に敗れています。今大会ここまでのメイヤー/ソウザの相手はいずれもストローカーのいるダブルスで、ストロークの打ち合いに付き合ってくれる選手がいましたが、クラーセン/ビーナスはそれに付き合わずどんどんネットに出てくるでしょう。そうなるとメイヤー/ソウザはリズムが掴みにくいのではないでしょうか。そのあたりも含めて私は今回もクラーセン/ビーナスの方が有利ではないかと思います。
マレー/ソアレス vs コンティネン/ピアース
2016年のチャンピオンvs2017年のチャンピオンという好カードです。過去の対戦成績はコンティネン/ピアースからみて6勝3敗。しかし直近の対戦ではマレー/ソアレスが勝ちました。マレーは開幕時にお兄さんの悲しいニュースがありましたし、ピアースは地元の選手ですからどちらにも勝たせてあげたい気がします。ただ、今大会コンティネン/ピアースは失セット0でここまで勝ってきているのが気になります。コンティネン、ピアース共にサーブの調子が良ければ、このペアが勝つのではないかと思います。
エルベール/マウ vs ブライアン兄弟
こちらも素晴らしい好カードです。両ペアの過去の対戦成績は意外にもエルベール/マウの5勝1敗と差がついています。ただし、直近の対戦である昨年のマドリードではブライアン兄弟がストレートで勝っています。両ペアとも3回戦で強豪を下してのベスト8ですから調子がいいのでしょう。個人的にはキャリアグランドスラムを目指すエルベール/マウに勝たせてあげたい気がします。
クボト/セバリョス vs ハリソン/クエリー
今シーズンからコンビを組んだクボト/セバリョスが勝ち上がってきました。当たるはずだったロジェ/テカウが敗れたことでややラッキードローの印象ですが、きっちりシードを守ったところは流石実力者コンビです。次のラウンドであたるハリソン/クエリーは共に強いサーブのある選手です。気持ちよくプレーさせないためにはクボト/セバリョスのリターンが大事なのではないかと思います。特にパワーのあるセバリョスが、セカンドサーブのリターンでどれだけプレッシャーをかけられるかが重要な気がします。新コンビの応援の意味もこめてクボト/セバリョスを推したいと思います。