ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2019年全仏オープン 男子ダブルス展望

全仏オープン男子ダブルスのドローが発表されました。

www.rolandgarros.com

 

トップハーフの注目は第1シードのクボト / メロです。個人的には今大会の本命だと思います(第1シードなのであまり面白みが無いですが)今年はまだタイトルこそありませんが、今年のマスターズ5大会(マイアミ、インディアンウェルズモンテカルロマドリード、ローマ)全てベスト8以上に入っています。このうちマドリード以外の4大会は結果的にその大会で優勝したペアに敗れています。その大会ごとの勢いのあるペアに負けてしまっているということだと思いますが、ノーアドバンテージではないグランドスラムでは、多少勢いのあるペアが来てもこのペアの自力と安定感が勝りそうな気がします。既にグランドスラムタイトル(2017年ウインブルドン)を持っているような実力者ペアですから、優勝の可能性は十分です。

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楽天オープンに出場したときのメロ

 

第3シードカバル / ファラにも注目だと思っています。今年は前哨戦のバルセロナとローマを制しており、現状で最も勢いのあるペアと言っていいと思います(マドリードの1コケはいただけませんが)。結成10年目の長く組んでいるペアですし、ダブルスファンとしてはそろそろこの二人にグランドスラムタイトルを取らせてあげたい気がします。

 

日本人としては第15シードのマクラクラン / ストルフを応援したいところですが、このペアは直近の4大会全て初戦で負けています。どれも確かにドロー運が悪かったのですが、ちょっと波に乗れていない感は否めません。今大会のドローもかなり厳しめで、1回戦でシャルディ / マルタンという1回戦としては強い相手と当たってしまいます。

 

ノーシードのペアではベルダスコ / シャポバロフのペアがおもしろそうです。シャポバロフは爆発力がありますし、ベルダスコはダブルスの出来る選手ですから、噛み合ったら強そうです。

 

ボトムハーフは混戦模様です。誰が上がってくるか全く読めません。その中で頑張って予想するとしたら、第8シードのブライアン兄弟だと思います。今シーズンのクレーの戦績は3大会でて4勝3敗とイマイチですが、実は出た3大会全て負けたのは結果的にその大会で優勝したペアでした。クボト / メロと同様の理由でチャンスがありそうな気がしますが、今大会は順当に行けば3回戦でマドリードで負けているロジェ / テカウと当たってしまうタフドローであることと、2週間の長丁場でボブの膝は大丈夫なのか心配です。

 

このブログで推している第9シードのゴンサレス / セバリョスは格下には負けない安定感はあると思いますが、優勝するにはもう一つ勢いが必要な気がします。順当に行けば3回戦で当たるクラーセン / ビーナスを突破してくるような勢いがあれば、優勝の可能性もありそうな気がします。

 

 第13シードのマウ / メルツァーはおもしろいペアだと思います。共にベテランの実力者ですから、上位進出の可能性もあると思います。ただ、マウが前哨戦を背中の痛みで棄権しているのが少し気ががかりではあります。

 

長々と書いてしまいましたが、まとめると本命はクボト / メロ、対抗はカバル / ファラ、大穴は期待もこめてゴンサレス / セバリョスと予想します。まあ例年当たった試しがないですが(笑)