ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

さよならフェレール

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マドリードオープンの2回戦でフェレールはズべレフに敗れ、現役最後の試合が終わりました。私は個人的には1回戦のバウティスタ=アグトに敗れて終われば同胞対決ですし、後輩にバトンを渡す感じで丁度良いのかな、と思っていたのですが、その試合には勝ってしまいましたね(笑) 最後まで素晴らしい戦いぶりだったと思います。

 

写真は昨年のUSオープンの対ナダル戦の写真です。幸運にも引退前に彼の試合を観る機会に恵まれました。その時の模様は以前のブログに載せているので良ければ読んで頂けたらと思います。この連続写真もその時撮影したものです。(縦横の比率を揃えるために、上の横並びの写真の5コマ目のラケットが切れてしまっていますが、文章の下にある縦並びの連続写真ではラケットも映っています。)

tblo.tennis365.net


私がフェレールの試合で印象に残っているのは2試合あって、1つは2012年のUSオープンの対ティプサレビッチ戦です。二人とも細かいテクニックを使うよりも真っ向勝負で打ち合うスタイルなので見応えのあるラリー戦が続きました。ファイナルセットのタイブレークまでもつれる死闘の末にフェレールが勝利し、フェレールの強さを印象付けた試合でした。

 

もう一つは2013年のオーストラリアンオープンの対錦織戦です。当時はフェレールの方がランクが上で、この試合も割と一方的な内容でフェレールが勝利したのですが、勝った瞬間にフェレールが雄叫びをあげたのが印象的でした。正直そこまでエキサイトするほど競った試合ではなかったのでこのリアクションは意外でした。それだけフェレールが錦織を危険視していたのだとわかり、嬉しかった場面でもあります。

 

この試合のみならず、錦織のキャリアの節目節目に対フェレール戦があったので、日本のテニスファンにとってフェレールはやはり特別な印象を残す存在だったように思います。実際、錦織の生い立ちを綴った本(何冊かある内のどれだが忘れてしまったのですが)の中で丸々一章フェレールについて書いている章がありました。

news.tennis365.net

 

錦織との関係性もそうですが、フェレールの“諦めず良く走って拾う”というプレースタイルが日本人の気質に合っていて、それで人気が出た部分もあったように思います。なかなかBIG4に勝ってなかったことも人気の面ではプラスだったのかもしれません。以下の記事のフェレールのBIG4に対するコメントがとても良いので良ければ読んでみて下さい。

www.sponichi.co.jp

 

 一介のテニスファンとしては応援していた選手を失ってとても残念です。ただ、このプレースタイルでよくこの歳まで頑張ったとも思います。長い間楽しませてくれてありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

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