ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2023年 横浜慶應チャレンジャー 観戦記

2023年11月23日 男子ダブルス 準々決勝

F.Bergevi / M.Veldheer  6-3 6-4  E.King / R.Stalder

両ペアともここ数大会組み続けているチームで4人全員ダブルスプレーヤーです。先週のノアチャレンジャーの1回戦でも対戦していて、そのときはKing / Stalderが勝利し、そのまま優勝しています。しかし、その連戦の疲れが出たのかこの試合はStalderのプレーがあまり良くなかった気がします。勝ったBergevi / Veldheerは雁行陣を中心にプレーするチームで、リターンの強さが印象的でした。

⇧Stalder(左)とKing。今大会唯一二人ともランキングが二桁台(Stalder62位、King74位)の第1シードです。

⇧Veldheer(左)とBergevi。スウェーデンのBergeviは国内2番手のダブルスプレーヤーでデ杯にもヨーランソンと組んで出場しています。

⇧試合終了

 

2023年11月23日 男子ダブルス 準々決勝

松井俊英 / 上杉海斗  6-3 5-7 10-3  S.Hong / F.Sun


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この日のダブルスのカードで一番お客さんが入っていたカードだったと思います。上杉のサービスゲームで苦しむ場面が多かったのですが、松井がよく引っ張りました。第2セットは相手サーブの4-4での40-40という大チャンスがありながら、逆転で落としてしまうという嫌な流れでしたが、マッチタイブレークはこのペアが勢いで押し切った形になりました。

⇧たくさんのお客さんが入る中での試合。

⇧端にある1番コートは落ち葉がたくさん落ちてきてしまいます。第2セット終了後、線審とボールパーソンで清掃を行っていました。

⇧試合終了後、観客の拍手に応える二人。

 

2023年11月23日 男子ダブルス 準々決勝

Y.チョン / R.ゴンザレス 7-6(7) 6-3 A.ハリス / J.ナム

両ペアは先週のノアチャレンジャーの準々決勝でも対戦しており、ハリス / ナムのペアが勝利しています。第1セットはタイブレークにもつれますが、8-7の場面でハリスが痛恨のダブルフォルトを犯して落としてしまいます。第1セットを接戦の末落としてしまった後、ハリス / ナムはどこか集中力が切れてしまった印象でした。第2セットはこのペアが先にブレークされ、その後ブレークバックして追いつくという展開だったのですが、直後にイージーなミスが続きまたブレークを許してしまいました。

 

勝ったチョン / ゴンザレスのペアはポジティブなエネルギーのあるペアだったと思います。ゴンザレスの試合は昨年も観たのですが、雰囲気を作るのが上手い選手だと思います。彼個人としては大会連覇がかかっています。

⇧直前の上杉 / 松井ペアにサインを求める人が多すぎて入場出来ず、苦笑いの選手達。この後大会スタッフが介入して入場できました。

⇧ハリス(手前)とナム。

⇧笑顔でチョンを引っ張るゴンザレス(右)

⇧チョン / ゴンザレスはサーバーがコースを指定し、前衛が前に行きながらサインで動きを示します。この試合でゴンザレスはスイッチするサイン(パー)をほとんど出しませんでした。スイッチのサインを出したのは私の記憶のある限り2回しかなく、それにもチョンはノーと言ってサインを変えさせていたので、スイッチをあまりしないのはこのペアのスタイルなのだと思います。

⇧ファーストボレーを打つゴンザレス。4人の中で唯一サーブ&ボレーをします。

⇧試合終了後そのままベンチに座ってしまった二人ですが、お客さんが自分達に拍手をしてくれていることに気付き、それに応えています。