ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2023年 木下グループジャパンオープン 観戦記②

2023年10月14日 練習試合

S.ジレ / J.フリーゲン 7-6(8) N.メクティッチ / J.ピアース

4人全員グランドスラムの決勝の経験があるという大変豪華な練習試合でした。

 

セルフジャッジで行われたうえに4人ともスコアをコールしないので、正確にスコアを追えていたわけではないのですが、第5ゲームのフリーゲンのサービスゲームをメクティッチ / ピアースがブレークしたと思います。しかし、5-4で迎えたピアースのサービス・フォー・ザ・マッチをジレ / フリーゲンがブレークバック。第11ゲーム、第12ゲームはお互いサービスキープし、試合はタイブレークに突入します。話し合いの結果10ポイントで行われることになったタイブレークでは、8-7でピアースのサーブ2本という場面が来るのですが、なんとここでピアースが2回続けてのダブルフォルトで8-9と逆転を許してしまいます。次のサーブをジレがキープし、この試合はジレ / フリーゲンが勝利しました。

 

⇧ウォームアップするメクティッチとピアース。二人ともアドサイドでリターンすることの多い選手ですが、このペアではメクティッチがデュースコートに入っていました。二人の後ろに立っているのはメクティッチのコーチです。

⇧どっちがトスに勝ったのかわからなかったのですが、フリーゲンのサービスから開始となりました。

⇧第2ゲームはピアースのサーブ。

⇧途中で微妙だったライン際の判定。ジレ / フリーゲンが助けを求めたのは…。

⇧練習を終えて試合を観に来ていたアレバロ(左)とロジェでした。

 

1セットマッチを終えた後は7ポイントタイブレークを2回やったのですが、それぞれ7-3、7-5でどちらもジレ / フリーゲンが勝利しました。ピアースはサーブの調子が悪かったせいか途中から結構イライラしており、途中場外にボールを打ちこんでしまう場面もありました。ボールは予選が行われていた5番コート側に向かって飛んでいき、試合が止まった様子こそありませんでしたが、外にいる人や物に当たってしまう可能性も十分あるので、こういうことは本当に止めて欲しいと思います。個人的にはピアースの株がだいぶ下がった出来事でした。

 

ちなみにこの練習試合の間、ずっとシングルススティックが立ちっぱなしになっていたのですが、最後まで誰もそれに気付きませんでした。ピアースのサーブの入りが悪かったのはその要因もあったのではないかと個人的には思うのですが…(シングルススティックが立っていると、通常のダブルスの試合の使用よりネットが高くなります)。

 

⇧二つ目のタイブレークを終えて握手する両ペア。

⇧サインと写真撮影に応じるジレとフリーゲン。昨年同様にこやかで丁寧な対応をしていました。

⇧メクティッチも写真の通り笑顔でファンサービス。

⇧ピアースだけがちょっと表情固めだった気がしますが、ファンサービスはちゃんとしてくれました。

 

この練習試合の悪いイメージが払拭出来なかったのか、メクティッチ / ピアースはこの2日後の初戦で島袋 / 綿貫ペアにストレートで敗れています。ジレ / フリーゲンは本日マクドナルド / メロと初戦を戦う予定になっています。

 

~おまけ~

大会公式インスタグラムにアップされているレセプションパーティーの様子。「ファンに一言」という要望に対してジレがボソッと“そんなにファンはいないよ”と言うのが可笑しかったので載せておきます。

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