2023年 東レ パン パシフィックオープン 観戦記③
2023年9月29日 東レ パン パシフィックオープン ダブルス準決勝
穂積絵莉 / 二宮真琴 6-2 6-4 加藤未唯 / N.キッチュノック
この日唯一のショーコートでの試合。日本人同士の好カードになったものの、センターコートでのシフィオンテクの試合と時間が重なったので、序盤は観客の入りは少なかった気がします。
⇧左からキッチュノック、加藤未唯、穂積絵莉、二宮真琴。トスに勝った加藤 / キッチュノックがレシーブを選びます。
第1セットは両ペアともサービスキープに苦しむセットになりました。結果的には第1ゲームの穂積のサーブと第7ゲームの二宮のサーブがキープ出来ただけで、他のゲームは全てブレークという展開でした(加藤 / キッチュノックはこのセットは1ゲームもサービスキープ出来ませんでした)。
⇧穂積 / 二宮のペアは二宮が前衛、穂積が後衛という形を得意としています。ディサイディングポイントは必ず穂積がレシーブです。写真は加藤のサーブだった第4ゲームのディサイディングポイント。この穂積のバックがリターンエースとなりブレークします。
⇧第1セットのスタッツ。このセット唯一のエースは二宮のサーブ。139キロのスローなスライスサーブという技巧派エースでした。
⇧このセットのサーブを全てブレークされた加藤 / キッチュノック。ファーストサーブは79%入っているのですが、入っても26%しかポイントが取れていません。
第2セットは第3ゲームの二宮のサーブをブレークされ、続く加藤のサーブをキープされて1-3となり、穂積 / 二宮がこの試合で初めてワンブレークを追いかける展開となります。しかし第6ゲームのキッチュノックのサーブでブレークバックして追いつくと、第10ゲームでもキッチュノックのサーブをブレークし6-4でこのセットを獲り、勝利となりました。
⇧第3ゲームをブレークした加藤 / キッチュノック
⇧第2セットの序盤でセンターコートからお客さんが流れてきて席が埋まってきました。
⇧最終ゲームとなった第10ゲーム。15-40からキッチュノックは2本のサービスエースでデュースまで挽回する見せ場を作りますが、反撃もここまででした。
⇧勝利した瞬間の穂積と二宮
⇧4選手の試合後の握手
⇧カメラマンのリクエストに応えてポーズをとる穂積と二宮
勝利した穂積 / 二宮はこれで先週の中国の大会に続き2週連続で決勝進出です。決勝戦では同じくノーシードから勝ち上がったエイケリ / ニールのペアと対戦となります。