ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

S.ストーサー / M.エブデン vs B.クレイチコバ / R.ラム

2021年 全豪オープン ミックスダブルス決勝

クレイチコバ / ラム 6-1 6-4 ストーサー / エブデン

 

シングルスに続けてストーサーの試合を観ることになりましたが、シングルスと同じくストーサーにとっては厳しい内容の試合になりました。

doublesgeek.hatenablog.com

 

WOWOWの実況を聞くまで知らなかったのですが、今回プレーした4人は全員過去に全豪のミックスダブルスのタイトルを持っているそうです。ストーサーは2005年、エブデンは2013年に優勝経験があり、クレイチコバとラムは2019年にもペアを組んで優勝しています。

 

この試合は立ち上がりのエブデンが固かったですね。本来はシングルスの選手であるエブデンとしてはもっとラケットをスウィングしていくプレーが持ち味だと思うのですが、この日はボールに合わせていくようなショットが目立った気がします。

 

第2セット、エブデンとストーサーがそれぞれサーブをキープして、少し落ち着いたかに見えましたが、安定しているクレイチコバ / ラムを崩せるほどのプレーはできませんでした。クレイチコバ / ラムはエブデン / ストーサーが本調子でないことを間違いなく感じていたでしょうから、とにかく低いボールをしっかり打ってエブデンとストーサーに難しいボレーを打たせることに注力していたように思います。序盤はエブデンにボールを集め、エブデンの調子が上がってきたら今度はストーサーに集めてと、相手ペアを上手くのせないような配球をしていたのも印象的でした。

 

母親になって初のグランドスラム決勝の舞台にたったストーサーですが、残念ながらタイトルはおあずけになりました。まだまだダブルスではチャンスがあるレベルの選手ですからこれからも頑張って欲しいと思います。