ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2019年全豪オープンダブルス展望

全豪オープンの男子ダブルスのドローが発表されました。昨年優勝のマラック/パビッチが第1シード、準優勝のカバル/ファラが第2シードです。番狂わせやペアの解散が起こるダブルスでこのようなドローは珍しいでしょう。
マラック/パビッチのいるトップハーフには、第3シードのマレー/ソアレス、第6シードのクラーセン/ビーナス、第8シードのマクラクラン/ストルフがいます。この4組はいずれも先週の前哨戦でベスト4以上に入っており、調子を上げてきています。
特にオークランドを制したマクラクラン/ストルフに期待しています。マクラクランは昨年の楽天、今回のオークランドと狙いすましたように二つの祖国のタイトルを取りました。ピーキングが上手くいっているのでしょう。期待もこめて今大会の優勝はこのペアではないかと思っています。
もう一組注目しているのが先々週のブリスベンを制したダニエル/クーホフです。先週のオークランドではマクラクラン/ストルフに敗れましたが、2セットともタイブレークという接戦でした。このペアも調子が良さそうです。全豪はノーシードですがダークホースではないかと思っています。
そのダニエル/クーホフと1回戦で当たるのはヒューイット/スミスという別の意味での注目ペアです。なんだかんだでヒューイットは去年のダブルスでもベスト8に進出していますし、前哨戦のシドニーでもカバル/ファラ組と競った試合をしていました。引退後14大会目の公式戦はどのような結果か注目です。
ボトムハーフは第5シードのエルベール/マウ、第5シードのブライアン兄弟、第7シードのクボト/セバリョス、そして第2シードのカバル/ファラがいます。
この中ではクボト/セバリョスは今年から組みだしたペアですし、初陣だったオークランドでも初戦で負けてしまいましたから、少し苦しい気がします。
注目はペアでのグランドスラム制覇がかかるエルベール/マウですね。マウは今年は全豪が初戦になるわけですが、ベテランらしく上手くピークを合わせてくれるものと期待しています。
第2シードのカバル/ファラにも期待していますが、実は初戦の相手がソック/ウィスロウ組なのです。ソックは去年のダブルスは大活躍した選手ですから、これは要注意な初戦だと思われます。
ノーシードのペアではクエバス/ベルダスコに注目です。共にシングルスプレーヤーですがダブルスの実績も十分ですし、勢いづいたら面白いペアだと思います。