2023年 四日市チャレンジャー 観戦記②
2023年12月3日(日)シングルス決勝
ディフェンスのいいモーに対し、ベルグスはなるべくエラーをせずかつロングラリーに付き合い過ぎないように気を付けているように思いました。第1セットはかなりそれが上手くはまって、理想通りのプレーが出来ていたと思います。モーがベースライン後方に下がっているのでドロップショットもかなり有効に使っていました。
第2セットの序盤はモーがさらにペースを落とすことでベルグスのミスを上手く誘い出して主導権を握りました。しかし、その後モーにアンフォースドエラー(特にバックハンド)が増えてしまったことでまたイーブンに戻ってしまった印象でした。
勝ったベルグスは薄めのグリップからのフラット系のショットが特徴的でした。この試合ではリターンの精度が高かったと思います。オールラウンドでなんでも出来るタイプのテニスでした。今季これでチャレンジャーは3勝目ですが、過去の2勝はカテゴリー75だったので、ツアー最終戦にして最もグレードの高い大会での優勝ということで非常に嬉しそうにしていました。
⇧コイントス。サムアップするベルグス。モーもサムアップを返していました。
⇧リターンを打つベルグス
⇧自分に不利なジャッジに苛立つモー。試合を通じて微妙な判定がモーに不利になることが多く少し気の毒だったと思います。
⇧第2セット途中でメディカルタイムアウトを取ったベルグス。左足にテーピングを巻いてもらっていました。特にプレーに影響はなかったように思います。
⇧コーチのベーメルマンスと喜びを分かち合うベルグス。ベーメルマンスはベルグスと同じベルギーの元選手で世界ランク84位を記録した実力者です。
⇧フォトセッション
⇧マスコットキャラクターとも写真撮影
⇧その様子を写真に撮っているベーメルマンスコーチ