ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

S.ゴンサレス / A.モルテニ vs L.ソネゴ / A.ババッソーリ

リオオープン 準々決勝

ゴンサレス / モルテニ 7-5 6-4 ソネゴ / ババッソーリ

 

直近の2大会連続優勝と絶好調のゴンサレス / モルテニ組。今週のリオオープンの初戦も勝利しマッチ9連勝としています。ここまでクレーコートの大会ではペアとして負けがありません。

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マッチ10連勝目をかけて対戦するのはイタリアのソネゴ / ババッソーリ組。実はこの両ペアは先々週も先週も当たっていて、いずれもゴンサレス / モルテニが勝利しています。

 

この試合は降雨の影響により、イタリアペアから見て4-5 40-0スコアのところで翌日順延となりました。私が観たのは再開後からです。

 

試合の流れを大まかに書くと、再開後にお互いサービスを1ゲームずつキープし、ゴンサレス / モルテニが5-6で迎えたイタリアペアのサーブをブレークして第1セットを取りました。第2セットは第2ゲームのソネゴのサーブをゴンサレス / モルテニがいきなりブレーク。このまま一気にいくかと思いましたが、続く第3ゲームのモルテニのサーブをブレークバックされてしまいます。そのまま4-5で迎えたソネゴサーブを再び、ゴンサレス/ モルテニがブレークし、試合終了となりました。最後のゲームは15-30のときにソネゴにワードバイオレーションが課され、ソネゴがその判定に抗議する一幕もあり、ちょっとソネゴの集中が切れてしまった印象です(マッチポイントで割とイージーなスマッシュをソネゴがミスして終わりました)。ソネゴはかなりこの判定が不服だったらしく、試合が終わった後も主審に抗議をしていました。

 

勝ったゴンサレス / モルテニはこれでマッチ10連勝目。プレーの中にもその好調さがうかがえました。この二人がしっかり並行陣を組むとストロークの良いイタリアペアでも容易には崩せない様子でした。第1セットでイタリアペアもそれを感じたのか、第2セットはこのペアに並行陣を組ませないようにかなり積極的にネットを取りにいくようになりましたが、そうなるとゴンサレス / モルテニは今度はロブや足元に沈めるショットを上手く使って簡単にプレーさせないようにするという、非常にベーシックですが堅実な戦い方でイタリアペアを崩していたと思います。

 

このペアはリターンも良かったですね。特にゴンサレスのリターンは返球率が高く、足元へのスライス、ロブ、強打とバリエーションも豊富で非常に良かったです。

 

この試合の日程がずれた影響で、ゴンサレス / モルテニはこの日はダブルヘッダーになります。同日の夕方からまたしてもイタリア人同士のペアであるボレッリ / フォニーニ と決勝進出をかけた試合が待っています。