2019年 慶應チャレンジャー観戦記②
2019.3.2 男子シングルス準決勝
O.オッテ 6-3 6-4 A.ハリス
試合前のアナウンスで知ったのですが、ドイツのオッテはクレーコートを得意としている選手だそうです。身長193cmと長身ですが、そのリーチを縦よりも横に活かすプレースタイルで、ベースラインから少し下がり目のポジションでしぶとくボールを拾ってカウンターを狙う選手でした。
相手のハリスもどちらかというとガンガン打つより、じっくりラリーをするタイプの選手だったので、ラリー戦そのものは割と地味な印象の試合でした。杉田の敗戦後でちょっと会場のテンションも低めだったのでなんだがいまひとつ盛り上がらない試合になってしまった感はあります。
試合の流れとしては終始オッテが主導権を握っていた印象でした。ハリスも頑張ってはいましたが、オッテの守備を崩すには攻撃のバリエーションが少し乏しかったように思います。第1セットは第2ゲームのハリスのサービスゲームをブレークし、そのまま1ブレークを守りきって取りました。第2セットは狙いすましたように第9ゲームをブレークして5-4とし、サービングフォーザマッチをキープして試合を終わらせました。
オッテは翌日の決勝で勝てば自身初のハードコートでのチャレンジャーのタイトルだったのですが、クォン・スンウーに敗れて準優勝に終わりました。