ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2022年 慶應チャレンジャー 観戦記①

2022年11月1日 男子シングルス1回戦

C.オコンネル 6-4 7-6(3) R.ラマナザン

今大会第1シードのオコンネルと先の楽天ジャパンオープンで来日したラマナザンの対戦でしたが、同時進行で伊藤竜馬の試合があり、お客さんはほぼそっちに流れていました。私は推しのラマナザンの登場にも関わらず寝坊するという大失態を犯し、試合は第2セットからの観戦になりました。

 

楽天ジャパンオープンではほぼ毎回サーブ&ボレーをしていたラマナザンですが、この試合はオコンネルのリターンが良かったためか有明よりコートが遅かったためか分かりませんが、セカンドサーブではステイバックしていることもありました。試合はオールキープでタイブレークに突入しますが、ラマナザンはイージーなボレーミスでミニブレークを許すと、3-5の場面で痛恨のダブルフォルトでオコンネルにマッチポイントを献上してしまいます。オコンネルはこのポイントを獲って2回戦進出を決めました。

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J.ミルマン 6-3 7-6(5) 市川泰誠

今大会に出場した選手で最も知名度の高い選手の一人がミルマンでしょう。シード順では第2シードですが、第1シードのオコンネルの試合より圧倒的にお客さんが入っていました。ちなみにミルマンの試合と同時進行で過去最高位23位のジムホールの試合も行われていたのですが、そっちはガラガラでした(笑)。やっぱり日本での知名度という点では圧倒的にミルマンなのだということを改めて認識した次第です。

 

しかし、私が驚かされたのはそのミルマンに挑んだ予選上がりの市川泰誠のプレーでした。序盤こそ固さがあり、第1セットは最初のサービスゲームでブレークを許してしまい、そのワンブレークを返せずセットを落としますが、第2セットは先にブレークし主導権を握ります。特に素晴らしかったのはバックハンド。バックのストレートはタイミングがいいのかコースが読みにくいのかわかりませんが、かなり良く決まっていた印象です。あまり力感が無いフラット系のボールをコントロール良く左右に打ち分けるスタイルは同じレフティのマナリノを連想させました。

 

素晴らしいプレーぶりの市川でしたが、勝負強さという点ではやはり世界ランキング33位まで昇り詰めたミルマンに軍配が上がりました。第2セットの市川のサービング・フォー・ザ・セットをブレークバックし、その後迎えたタイブレークでも先にミニブレークされたところから挽回してみせました。最後は徹底的にステディなプレーで市川に無理をさせてエラーを引き出し試合終了。試合後の握手のときにミルマンは何か市川に声をかけていたようです。

 

コートを去るときにはファンからのサイン&写真攻めにあっていましたが、それにも丁寧に応じてくれる相変わらずのグッドガイぶりでした。

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