2019年 慶應チャレンジャー 観戦記①
2019.3.2 シングルス準決勝
クォン・スンウー 6-3 6-2 杉田祐一
今年も慶應チャレンジャーの観戦に来ました(昨年の記事は↓)。慶應大学の学生が中心となって運営されているこの大会は男子の大会としては楽天ジャパンオープンに次ぐ規模の大会なのですが、なんというか至る所に漂う手作り感がその規模とギャップがあって私はとても好きな大会です。
今年から始まった電子チケットに手間取ったり、カメラ撮影の申請をしなければならなかったりで、残念ながらこの試合を観られたのは第2セットからになってしまいました。
試合自体は終始杉田が苦しかった印象でした。クォンのショットがライン際に深く入ることが多く杉田は得意な早いタイミングのテニスをなかなかさせてもらえなかった印象です。クォンは杉田のポジションを強打で押し下げつつ、時折ドロップショット見せるなどして、上手く杉田に揺さぶりをかけていたと思います。また、セカンドサーブのリターンではポジションを上げて杉田にプレッシャーをかけていました。
杉田が今年出た大会は全てチャレンジャーですが、なんと2試合以上勝ったのはこの大会が今年初です。昨年のこの時期のランキングが40番台で、ATP500のドバイでベスト8だったことを考えると少し寂しい気がします。個人的には日本人選手で一番好きな選手なので、なんとかまたツアーレベルに戻ってきて欲しいです。
勝ったクォンは、シャイなのか言葉数こそ少ないですが、態度には人の好さを感じる選手でした。クォンはこの日ダブルスにも出場し、その試合も観たのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。