ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2024年 木下グループジャパンオープン 観戦記⑧

2024年9月28日(土)男子ダブルス1回戦

H.ニス / J.ジエリンスキ 6-4 7-6(6) 13-11  R.ヒジカタ / A.ポプリン

前日降雨により途中で中断した試合で、ニス / ジエリンスキからみて3-0、ヒジカタサーブの40-30から再開されました。

 

ジエリンスキの出来が非常に良かったと思います。どんなショットもそつなくこなすし、パワーもあります。改めて上手い選手だなと思いました。一方でパートナーのニスはどうも調子が上がらない様子で、ヒジカタ / ポプリンもニスにボールを集めていたと思います。マッチタイブレークでも厳しい突き玉を浴びせられていましたが、よく耐えたと思いました。

 

この試合はダブルスの1回戦としてはかなりお客さんが入った試合だと思います。たぶんヒジカタの応援が多かったのだとは思いますが、ダブルスのスペシャリストであるニスとジエリンスキがサインボールを打ち込むときに嬉しそうだったのが印象的でした。

⇧試合再開についての説明

⇧ニス / ジエリンスキ陣営。手前の青いシャツがフィルステンブルグコーチ。二人の共通のコーチであり、ポーランドのデ杯代表監督もしています。後ろの白のシャツはニスのコーチです。

⇧第1セットのセットポイント。ポプリンのボディサーブにバランスを崩されながらも、ジエリンスキはリターンを強打。これがウィナーになり第1セットを先取します。

⇧狙われるニス

⇧各ゲームのファーストポイントはニス側(デュースコート側)のレシーブになりますが、ここでのポイント取得率が低いのでニス / ジエリンスキはなかなか流れを作れません。

⇧二人でセンターのボールを追いかけたオーストラリアペアが互いにぶつかってしまうというハプニングがありました。結果的にはそれでもポイントを獲ることが出来てこの表情。

⇧試合終了

⇧サインボールの打ち込み。嬉しそうなニス

⇧大勢のお客さんがいるなかでのサインボールの打ち込み。

 

残念ながらこの二人は次の2回戦でタビロ / ミケルセンに敗れています。

 

個人的に気になったのがこの二人の練習のときの光景。今回帯同しているフィルステンブルグコーチはニスとジエリンスキ両方のコーチのはずなのですが、練習の様子を見ている限りフィルステンブルグはジエリンスキにしかアドバイスをしていないように見えました。ニスはニスで別のコーチを帯同していたからなのかもしれませんが…。この試合後にコートを去るときも二人で別々に退場したので、なんとなくあまり結束が無いように感じられてしまいました。

 

現時点で私の知る限りビーナス、メクティッチ、ドディグあたりの来シーズンのパートナーは確定していないと思います。このなかの誰かとニス / ジエリンスキが組み換えになる可能性もありそうな気がします。特にメクティッチ / ジエリンスキの組み合わせはかなり強そうだと個人的には思います。