ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

J.シャルディ / F.マルタン vs K.クラウィーツ / A.ニース

2019年 全仏オープン 男子ダブルス 決勝

K.クラウィーツ / A.ニース 6-2 7-6 J.シャルディ / F.マルタン

クラウィーツ / ニースが本当に強かったです。これまでの勝ち上がりではサーブとネットプレーの強さが目立っていましたが、この試合ではリターンがめちゃくちゃ良かったです。ネットでのボレーボレーの攻防にほとんど負けなかったのも見事でした。

 

フランスのシャルディ / マルタンは第1ゲームのマルタンのサーブを落としてしまったのが痛かったです。この出だしでプレッシャーをかけられたことで全体的に動きが硬くなった印象を受けました。マルタンはネットで積極的に動けなくなってしまいましたし、シャルディは持ち味である強打に力みが出てしまったように思います。それでも第2セットはよくタイブレークまで粘ったと思います。

 

フランスペアの特にマルタンにとってこれはショックでしょう。フランスはグランドスラムタイトルを持つエルベール、マウ、ロジェ=バセランと、ダブルスが出来る選手が沢山いる国です。その中でずっと目立たない選手だったマルタンにようやっと訪れたチャンスだったのですが…。スピーチで彼が言っていたように、この敗戦が今後の彼の糧となることを願うばかりです。

 

クラウィーツ / ニースは本当についこの前までチャレンジャーを戦っていたペアとは思えない強さでした。しかし、キャリアを調べてみると実は去年のウインブルドンは予選を勝ち抜いてベスト16に入っているんです。大舞台に強いのでしょう。今年のウインブルドンも楽しみです。