ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2022年 慶應チャレンジャー 観戦記④

2022年10月9日 女子シングルス1回戦

穂積絵莉 6-1 6-4  瀬間詠里花

 

⇧試合を待っている穂積(左)。その近くでは加藤末唯(右)がヨガマットを引いてストレッチを行っています。今大会で恐らく世界的な知名度では最も高い二人です。

⇧主審の太田さん(左)がシングルスポールの位置を確認しています。その間にコートに入場してきた瀬間(右)

⇧国際大会ですが選手も審判も日本人なので試合前の説明は日本語で行われていました。お客さんに対する試合形式と選手の紹介も日本語でした。

⇧ウォームアップ。バックボレーを打つ瀬間。

 

ベテランの瀬間とダブルスでは世界ランキング37位の実績を持つ穂積の対戦です。ちなみにシングルスの世界ランキングは瀬間415位、穂積572位と一応瀬間の方が格上ではあるのですが、内容的には穂積が圧勝した印象でした。

 

瀬間はフォアハンドのグリップが非常に厚い選手です。恐らくそのためだと思うのですが、フォアの深いところに打たれたボールの処理にてこずっている印象でした。クロスに切り返すことがあまりなく、中ロブ気味のショットをストレートに返球することがほとんどだったと思います。穂積としては返球のコースが絞られている分展開がしやすかった様子で、この瀬間の中ロブに対して前に入って叩いたり、フォアに回り込んで強打したりと攻撃の起点につなげていた印象でした。

⇧深いところに入ってきたボールに対しフォアを打つ瀬間。この返球はたいていストレートへの中ロブで、クロスへ切り返すことはあまり無かったように思います。

⇧瀬間の中ロブをバックの高い打点から強打する穂積

⇧下部大会である今大会ではボールパーソンが各コートに一人しか配置されていません。しかもすぐ隣のコートでも試合が行われています。選手は隣のコートにボールが入ってしまわないように、サイドアウトしても必死にボールを追っていました。アマチュアトーナメントではよくある光景ですが、一流の選手達が同じことをやっているのはなんだか新鮮です。写真の場面では穂積が必死にボール追ったものの残念ながら間に合わず、隣の試合はポイントレットでした。

⇧気迫あふれるプレーを披露した瀬間ですが、穂積の攻撃を防ぎきることはできませんでした。

⇧試合終了

⇧勝った穂積はプレーでなにか気になることがあったらしく、そのままインドアの練習コートに向かいました。

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勝った穂積ですが2回戦で坂詰姫野にストレートで敗れてベスト8進出を逃しています。