ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2022年 東レ パン パシフィックオープン 観戦記⑦

2022年9月21日 ダブルス1回戦

G.ダブロウスキ / G.オルモス 6-3  6-1  柴原瑛菜 / L.ステファニ

試合前のフォトセッション。左からオルモス、ダブロウスキ、ステファニ、柴原。

 

試合前のウォームアップ。柴原は両肩にテーピングをしています。

ショーコートで行われたダブルスの第1試合。日本の柴原の登場ということで結構お客さんも入っていました。しかし、残念ながらその柴原の調子があまり良くありません。柴原は第2ゲームの自分のサーブをダブルスフォルト2本が絡む形でいきなりブレークされてしまいます。続く第3ゲームでブレークバックしますが、2巡目のサービスゲームとなった第6ゲームも柴原はサーブを落としてしまいます。直後の第7ゲームで再びブレークバックして追いつくものの、第8ゲームで今度はステファニのサーブをディサイディングポイントの末に落としてしまい、スコアは3-5。そのまま第9ゲームをダブロウスキにキープされ第1セットを落とします。

トスに勝ったダブロウスキ / オルモスがサーブを選択。ダブロウスキのサーブから試合が始まります。

第3ゲームのオルモスのサーブをブレークし、ブレークバックに成功

第4ゲームはステファニのサービスゲーム。サーブ&ボレーをします。

第6ゲームでまた柴原のサーブを落としてしまいますが、明るい雰囲気を崩さないようにするのが流石です。直後のオルモスのサーブでまたブレークバックします。

第8ゲームのディサイディングポイント。レシーバーはデュースサイドのオルモスです。

第1セットのスタッツ。ブレークの差は1つなのですがサーブのスタッツにはかなり差が出ました。柴原/ステファニはファーストサーブが入っても33%しかポイントが取れていません。ダブルスの数字としてはかなり低い数字です。

第2セットは柴原 / ステファニのサーブから始まります。第1セットで柴原が2ブレークされているということもあり、このセットはステファニが先にサーブを打ちますが、このサービスゲームをいきなりブレークされてしまいます。さらに第3ゲームの柴原のサーブもブレークされ2ブレークダウンとなってしまった時点で勝負ありという感じでした。柴原はこのセット2巡目のサーブだった第7ゲームのサーブも落として試合終了となりました。

第2セット第1ゲーム。順番を変えてステファニのサーブからスタートしますが、ブレークされてしまいます。

スマッシュを打つ柴原ですがこのショットはアウトします。この日は柴原のスマッシュのミスが非常に多く、ダブロウスキとオルモスは困ったら柴原の頭上を狙っていた印象でした。

第3ゲーム、柴原のサーブでは第1セットでは全くやっていなかったサービス&ボレーを多用します。何かを変えなければということだったのだろうと思いますが、結果的には柴原はこの試合で一度も自分のサーブをキープ出来ませんでした。

柴原のサービスダッシュに対してダブロウスキもリターンダッシュし、ネット際4人の攻防となります。

ダブロウスキのロブをステファニがスマッシュ。このポイントは柴原/ステファニが取ります。

ステファニのロブリターン。調子の悪い柴原を頑張って引っ張ってくれていましたが、力及ばず。

ダブロウスキのリターン。ワイパースイングでねじ込むように打ってくるショットは強烈でした。

試合終了

ダブロウスキとステファニは先週組んでいただけでなく、昨シーズンステファニが怪我をするまで長期に組んでいたパートナーです。仲が良いのでしょう。この試合の後、ダブロウスキのインスタグラムにはステファニと一緒に原宿に遊びに行った様子がアップされていました。ちなみ来月の大会にもこの二人で組んでエントリーしています。
 
 
 
 
 
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お客さんの声援に応えるダブロウスキとオルモス

退場する柴原、ステファニ

残念ながら柴原のグランドスラムタイトルホルダーとしての東レデビューは自分のサーブをオールブレークされるというほろ苦いものとなりました。試合後に出た記事をみるとやっぱり調子悪かったみたいですね。ステファニとのペアは負けはしましたが常にポジティブな雰囲気に溢れていて観ていて気持ち良いチームでした。また組んで欲しいと思います。

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