ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

ロシアによるウクライナ侵攻、テニス界にも波紋が広がる

ロシアはテニスファンにとってはなじみ深い国の一つです。かつては男子ではサフィン、カフェルニコフ、女子ではシャラポワ、ミスキナ、ディメンティエワといったスター選手を多く輩出しました。現在も男女を通じてテニスの強い国の一つです。

 

そのロシアのメドベージェフが男子シングルスの世界ランキング1位になりました。ビッグ4以外の選手が世界ランキング1位になるのは18年振りとのこと。フェデラーとマレーにほとんど活躍が無い今、ナダルジョコビッチ、メドベージェフでビッグ3の時代に変わってきたような印象を受けます。

 

それにしても気まずいタイミングでロシアの選手が1位になってしまいました。現在、ロシアが隣国のウクライナに侵攻するという、およそ2022年の出来事とは思えない事態が起こっています。どうしたってメドベージェフにはランキング1位になったこと以上に、こちらの話題についてのコメントが求められてしまっている状況です。

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同じくロシアのルブレフも試合後に、「No War Please」とサインをしたことが話題になりました。実はルブレフはロシアによる空爆が開始される直前に行われていたフランスの大会でウクライナのモルチャノフと組んで優勝しています。↓のインタビューによるとルブレフがまだ10代の頃にモルチャノフと練習をしてもらったことがあったようですね。テニスは下部ツアーを周っている間は自国の周辺の大会を周るのが普通なので、政治的には対立している隣国の選手と一緒に練習して仲良くなるケースは結構あるようです(インドのボパンナとパキスタンのクレシとかもそうでした)。

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一方で1月で現役を引退したスタコフスキが軍務に就く可能性があるという、非常にテニスファンとしてはショックの大きいニュースが報じられました。

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テニスファンとしてはこの侵攻のことを気にせずに素直にテニスを楽しめる日が来ることを祈るばかりです。