ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2021年 全仏オープン 男子ダブルスエントリーリスト

ジャーナリストのMichal SamulskiさんのTwitterに今年の全仏オープンのダブルスのエントリーリストが発表されました。

 気になったペアをいくつか取り上げたいと思います。

 

クボト / メロ

結局…という感じです(笑)。昨年のツアーファイナルズをもって解散したペアですが、再結成になりました。メロは今年はロジェと組んでいたわけですが、プレースタイル的にあまり相性が良くない気がしていたので(メロもロジェもどちらかというと技巧派でパワーには乏しいので)、今回のロジェとのペア解消&クボトとの再結成は賢明な判断だと思います。

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クールホフ / ロジェ

メロ / クボトの再結成に伴い、クボトと組んでいたクールホフ、メロと組んでいたロジェが組む形になりました。共にオランダの選手であることを考えると↓の記事にあるようにオリンピックで組む可能性もあるので、この二人にとっても決してマイナスな結成ではないでしょう。前哨戦のローマではこのペアでベスト8ということで、まずまずのスタートだと思います。

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クラウィーツ / テカウ

全仏2連覇中のクラウィーツですが、今回は相方ミースが手術後の回復が間に合わず、クラウィーツ/ミースの全仏不敗神話の続きは来年に持ち越しとなりました。今年クラウィーツがペアを組むのはテカウです。既にテカウとは5大会プレーし、内2大会では決勝に進出していますから、まずまずの戦績と言えるのではないでしょうか。テカウとのペアでは普段とは違うデュースサイドのリターンに入っているので、慣れないこともあるようですが、ペアを継続しているのはやはりテカウとのペアに相性の良さを感じているからではないかと思います。

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M.ロペス / メルツァー

これが一番意外なペアでした。今年に入って本格的に再始動しだしたマルク・ロペスですが、今のところ7大会に出場して勝てたのは1試合だけ。かつての輝きはなかなか取り戻せそうにありません。これまではグラノイェルスやF.ロペスなど特定の選手と長くペアを組む傾向がありましたが、今年に入ってペアを組んでいるのは、カレーニョ=ブスタ、ラヨビッチ、ダビドビッチ=フォキナ、F.ロペス、ムナール、マルタンとバラバラ。極端にフォアに回り込むこの選手の独特なプレースタイルは、ある程度パートナーも慣れが必要な気がするので、毎回違う選手とペアを組んでいるというのは好ましい状況ではない気がします。今回もまた違う選手とペアなのですが、その相手に驚きました。昨年末で引退したはずのユルゲン・メルツァーです。どういう経緯で組むことになったのかはわからないのですが、恐らくメルツァーが現役だったときにもこの二人が組んだことはなかったと思います。まだエントリーリストの段階なので本当にこのペアが実現するのかはわかりませんが、非常に気になるペアです。

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エルリック / ハリス

イスラエルの大ベテラン、エルリックが今年も元気です。5月24日付のダブルスランキングで78位。44歳という年齢はトップ100の選手では最高齢に当たります。昨年からベラルーシのバシレブスキとペアを組んでいますが、全仏は南アフリカのハリスとペアを組むようです。ハリスは24歳なので、なんと20歳差のペアです。ハリスは全豪でも47歳のノウルと組んでいたので、なんだかベテランに好かれるみたいですね。優勝は難しいと思いますが、2週目ぐらいには残ってくれると嬉しいです。

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