ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

フェドカップ 予選ラウンド 各国のダブルスは?

フェドカップの予選ラウンドが各地で行われています。既に報道されている通り日本はスペインとの対戦に敗れてしまいました。もちろんエースの大阪が不調で初戦を落としてしまったのは痛かったですが、大阪だけを責めるのは筋違いというものでしょう。フェドカップは通常のツアーの大会と違ってチェンジエンドのたびに監督のアドバイスを受けられるのですから、悪い流れを断ち切れなかった土橋監督の責任も大きいと思います。日本は女子選手に関してはコンスタントに世界レベルで活躍した選手がいるのですから、このあたりで実際にフェドカップの代表で活躍した経験のある人(浅越しのぶとか、森上亜希子とか)を監督に起用しても良い気がします。

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ダブルスでは青山 / 柴原ペアが勝利しましたが、これはもう勝敗が決まった後の消化試合。ここがフェドカップの残念な点で、ダブルスが第5試合になってしまうフォーマットなので、今回のようにダブルスの試合がチームとしての勝敗に絡まないケースが多いのです。そんないまひとつ脚光の当たりにくいダブルスですが、今回は一ダブルスファンとして各国のダブルス要員にどんな選手がいるかまとめてみました。

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まずは屈指の選手層を誇るアメリカです。ダブルスのエースは世界ランキング20位のマテック サンズの姉御(←私の勝手なイメージ)です。ただ今回のラトビアとの対戦では残念ながら姉御の出番は無いでしょう。何しろ今回のアメリカのシングルス要員はケニンとセレナ・ウイリアムズという超強力な布陣。しかもリザーバーのリスケとガウフもトップ100の選手ですからチームとしての安定感は別格です。すでにケニンとセレナのシングルスで2勝しているので、これはもうダブルスには回らないでしょう。余談ですが上述のアメリカのシングルス要員4選手の内、ケニンを除く3名はダブルスランキングでもトップ100なのでシングルスどころかダブルスにも誰が来ても大丈夫という状態です。強すぎます(笑)

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そんなアメリカの相手国であるラトビアは実質オスタペンコとセバストアの二人体制のチーム。ダブルスに関してはシングルスでもエースのオスタペンコがダブルスランキングも国内トップの18位なのですが、前述の通り今回はダブルスまで回らないでしょう。

 

予選ラウンドに出ている国で意外とダブルスの選手層が厚いのはロシアで、代表選手4人、アレクサンドロバ、クデルメトバ、ブリンコバ、カリンスカヤが全員ダブルスランキングトップ100に入っています。ダブルスランキングが一番高いのは26位のクデルメトバなのですが、もしダブルスまで試合が回ってしまうとシングルスとダブルヘッダーになるので、オーダーはブリンコバ / カリンスカヤとなっています。

 

ロシアの相手はルーマニアです。ルーマニアのダブルスのエースは世界ランキング48位のオラルです。ダブルスまで試合が回った場合は同98位のバラとのペアでプレーする予定です。

 

この記事を書いている時点で決着がダブルスに委ねられたのはオランダとベラルーシのカードです。オランダはバーテンス / シュールスベラルーシサバレンカ / サスノビッチのペアです。ベラルーシの二人はともにシングルスとダブルヘッダーの試合となります。

 

スロバキアは国内のダブルスランキングが一番高いのは30位のクズモバという選手。シングルスのエースでもあり1日目の試合でも勝利していますが、2日目のシングルスではプレーをしていません。おそらくダブルスに回った場合に備えて温存されているのでしょう。

 

スロバキアの相手はイギリスです。ランキング的にダブルスのスペシャリストと言える選手はいませんが、エースのワトソンウインブルドンのミックスダブルスで優勝経験がありダブルスも戦える選手です。

 

その他のカードは既にシングルスのみで勝敗が決してしまいました。各国のダブルスのエースの名前だけ列挙するとブラジルはステファニ(ダブルスランキング45位)、ドイツはFriedsam(41位)、カナダはダブロウスキー(7位)、ベルギーはマーテンス(6位)です(スイス、カザフスタンにはダブルスのスペシャリストと言える選手はいません)。