ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

楽天ジャパンオープンでダブルス観戦を勧めたい4つの理由

いよいよ来週から楽天ジャパンオープンが開幕します。大会の目玉はあくまでシングルスなのでしょうが、ダブルスファンの私としては是非ダブルスも沢山の人に観て欲しいと思うのでこんな記事を書いてみました。こんなことはオフィシャルの仕事ですが、オフィシャルにやられては困るのです。私が語りたいので(笑)

 

①アザーコートでの試合が多い

アザーコートとはスタジアムコート以外のコート、楽天ジャパンオープンではセンターコート以外のコートを指します。錦織圭(今年は欠場ですが)のような目玉選手の試合はセンターコートに組まれますが、それ以外の選手の試合はアザーコートに組まれます。したがってアザーコートの対戦カードはセンターコートに比べて地味な場合が多いのですが、観戦する側にとっては大きなメリットもあります。

 

それは選手と客席の距離が近いことです。客席の規模がそもそも小さいですし、全席自由席なので最前列に座ることもできます。近くで観る選手のプレーは迫力満点です。

 

また、試合が終わった後に最前列に移動してサインや写真撮影を依頼することもできます。センターコートではコートサイド席の高いチケットを買わないとこうしたことはできないですが、アザーコートでは気軽にできるのは大きなメリットだと思います。↓はソアレスのインスタグラムの動画ですが、試合終了ともにお客さんがサインをもらいに前列の方に来ているのが分かると思います。全員特別高いチケット代を払ったわけではない普通のお客さんです。

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 ダブルスに関して言えば、ほとんどの試合がアザーコートで行われます。楽天ジャパンオープンのダブルスは16ペアが出場しますから、1回戦8試合、2回戦(準々決勝)4試合、準決勝2試合、決勝1試合の15試合が組まれることになります。これに予選も合わせると18試合あるのですが、2面進行だった2018年の楽天ジャパンオープンのオーダーオブプレーを調べてみると、18試合中12試合はアザーコートで組まれています。つまり、ダブルスの試合は間近で観られる可能性が高いということなのです。

 

②ネットプレーの躍動感が凄い

シングルスは多くの選手がベースラインでプレーしますが、ダブルスはネットプレーが中心になります。生で観るとネットプレーは非常にスピードと躍動感があって非常に見応えがあります。これはシングルスよりダブルスが勝っている部分ではないかと思います。

 

③試合時間が長すぎない

もちろん長い競った試合は楽しいですし、語り継がれるような名試合はたいてい長いのですが、生観戦の場合には試合の間ずっと座っているのは結構体力が要ります。テレビで観ているときと違って生で試合を観る場合は試合が長すぎるのも考えものなのです。その点ダブルスはラリーも短いですし、ノーアドバンテージ方式なので各ゲームのおしりも決まっています。ファイナルセットまでもつれてもマッチタイブレーク(10ポイント選手のタイブレーク)ですから程よいところで終わります。

 

④選手がその辺を歩いている

最後のはダブルスのメリットと言っていいのかわからないのですが…(笑)どういうことかと言うとダブルスの選手は普通のお客さんが通る通路を歩いていたり、普通のお客さんが座る席(関係者席ではない席)で他の選手の試合を観ていたりすることがあるのです。錦織のようなシングルスのスター選手はそんなことは絶対にしません。気づいたファンの人に囲まれたらもみくちゃになって本人も危ないし、人だかりが出来て通行や観戦の妨げにもなってしまいます。しかし、ダブルスの選手はそもそもお客さんにあまり顔を知られていないので人だかりなど出来ないのです(泣笑)したがってダブルスの選手たちは割とフリーダムに会場を歩いています。見つけたら是非声をかけてあげて下さい。