ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

2019年ウインブルドン男子ダブルス 展望

ウインブルドン男子ダブルスのドローが発表されました(こちら)。

 

今大会はかつてないほどダブルスに注目の集まる大会になると思われます。それはもちろんアンディ・マレーがプレーするからということに他なりません。パートナーのエルベールは全グランドスラムのタイトルを有するダブルスエリートです。二人のポテンシャルを考えれば、優勝してもおかしくはないでしょう。ただ、マレーはシングルス、エルベールはダブルスで既にウインブルドンのタイトルを持っている人達ですから、別に優勝しなくてもいいかなと思っています(笑)

 

個人的にはアンディ・マレーより兄のジェイミー・マレーにタイトルを獲らせてあげたいです。ジェイミーは今月から同国のスクプスキと組んでいますが、前哨戦2大会はいずれも2回戦で敗れていて、正直今回は厳しい気がします。気の毒な事に3回戦まで勝ち上がると前述のアンディ・マレー / エルベールのペアと対戦になってしまう可能性があります。

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マレー兄弟のいるトップハーフではやはり第1シードのクボト / メロが強いと思います。今シーズンは未だ無冠ですが、彼らに勝ったペアが結果的にそのトーナメントに優勝していることが多いので、このペア自体は安定しているけど各大会で勢いのあるペアに敗れているということなのだと思います。彼らが出場した前哨戦2大会も、このペアに勝ったペアが優勝しています。トップハーフを勝ち上がってくるのはマレー / エルベールかクボト / メロだと予想しています。

 

ボトムハーフには昨年準優勝の第3シードクラーセン / ビーナスがいます。前哨戦のノベンティオープンを制しており、安定して強い印象です。今大会の本命ではないかと思います。

 

応援してあげたいのは第13シードのラム / ソールズベリーです。このペアは前哨戦のクイーンズで準優勝しています(決勝でフェリシアーノ・ロペス/アンディ・マレーに敗退)。ソールズベリーは去年のジャパンオープンで内山靖崇と組んでいたので覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、地元イギリスの選手です。パートナーのラムはアメリカのベテランで長年活躍していますが、まだグランドスラムの男子ダブルスでのタイトルはありません。そういう意味でも今大会で勝たせてあげたい感じの二人です。ただ、このペアはドローは厳しいです。1回戦で当たるアルボット / ジャジリは強敵ですし、順当に行けば3回戦で当たる第8シードのコンティネン / ピアースを突破しなくてはいけません。それでも地元の声援を受けて頑張ってくれるのを期待しています。

 

以上の予想をまとめますとこんな感じです。

ベスト4:クボト / メロ、エルベール / マレー、ラム / ソールズベリー、クラーセン / ビ-ナス

準優勝:エルベール / マレー

優勝:クラーセン / ビーナス

 

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2017年のジャパンオープンに出場したときのクラーセン