ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

感慨深いロペス vs シモンの決勝戦 頑張れベテラン達

昨日のイギリスのフィバー・ツリー選手権の決勝でロペスがシモンを6-2 6-7 7-6で下して優勝しました。ネットプレーヤーのロペスとベースライナーのシモンという対照的なプレースタイルの対戦でおもしろかったです。ロペスはリターンゲームで相当ネットに出るタイミングを考えながらプレーしていましたね。本当だったらもっとリターンダッシュも含めてガンガンネットに出たかったのだろうと思いますが、シモンの守備力を考えれば安易なネットダッシュはパスの餌食になりますから我慢したのでしょう。シモンはシモンで持ち味であるスピードを抜いたフラット系のボールでじっくりと粘り、時に速球を混ぜて上手くロペスのエラーを誘っていました。ただ、最後はサービス力の差が出た気がします。

 

それにしても37歳のロペスと34歳のシモンのカードがATP500の決勝で実現するとは感慨深いものがあります。これはオールドファンの良くないところなのですが、どうしても今の若手より、若手だったころから知っている今のベテランを応援したくなってしまうのです。チチパス、ズべレフ、メドベージェフなど素晴らしいテニスをしているのは分かるのだけど、やっぱりロペスとかシモンとかベルダスコとかを応援したくなってしまいます。正直なことを言うとロペスにもシモンにも、もうATP500レベルの決勝の舞台に立つチャンスは無いのではないかと思っていたので今回の決勝は嬉しい出来事でした。

 

以前、ロペスは今年で引退するか迷っていると言っていましたが、これで完全撤回するかもしれませんね。

 

一方のシモンは準優勝のスピーチで“あとどのくらい現役を続けられるか分からないけど、またこの舞台に立つ気持ちを味わうために頑張りたい”とコメントしていました。これだけ走れるならまだまだ現役でやれそうです。そんな寂しいこと言わずにウインブルドンで頑張って!!そして(6年連続で)楽天ジャパンオープンに来てくれるのも待っています。

f:id:doublesgeek:20190623145610j:plain

フェリシアーノ・ロペス

f:id:doublesgeek:20190609005639j:plain

ジル・シモン