ダブルスファンの雑記

プロテニスの主にダブルスについて書くブログです

今週の注目選手 ~フェリシアーノ・ロペス / アンディ・マレー~

ダブルスプレーヤーではないですが、今週はどうしたってクイーンズのダブルスに出場するアンディ・マレーに注目しないわけにはいきません。全豪オープン以来の公式戦復帰です。マレーはダブルスをプレーする機会の少ない選手ですが、プレーしたらもちろん強いです。2015年イギリスがデビスカップで優勝したときはシングルスはもちろん、兄のジェイミーとのダブルスでも3戦全勝しています(デ杯に限って言えばマレー兄弟のダブルスはまだ負けたことがありません)。

 

今大会のパートナーがジェイミーではないのはどこまでプレーできるかわからない自分とペアを組むことは、ダブルスのタイトルを狙う兄に大きなリスクを負わせることになるからでしょう。

 

じゃあ、今大会でペアを組むフェリシアーノ・ロペスにはそのリスクを負わせて良いのかというと、負わせて良いのだと思います。

 

年始の段階で全く知らなかったのですが、ロペスは今年で引退すると発言していたようなのです。下記の記事によると今はそれを再検討しているとのことなので、まだ決まったわけではにようですが…。いずれにしても37歳になったロペスは自分のキャリアのことだけでなく、テニス界全体のことを考える段階に来ているのだと思います。今年はマスターズ1000マドリードでは自身はプレーせずにトーナメントディレクターとして裏方に回ったあたりからもそれがうかがえます。ロペスとしてはこの試合がマレーの復活の足掛かりとなってテニス界が盛り上がってくれたらそれでいい、ぐらいに思っているのではないでしょうか。

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今大会の結果によってはウインブルドンでもこの二人で組むようです。クイーンズの1回戦は第1シードのカバル / ファラと対戦します。

 

~追記(6/25)~

ロペス / マレー組がなんと優勝してしまいました。強いだろうと思ってはいましたがまさか優勝するとは…。マレーという選手はつくづくもってる人だと感心するばかりです。

 

ロペスの単複2冠も見事でした。“37歳になったロペスは自分のキャリアのことだけでなく、テニス界全体のことを考える段階に来ている”なんて偉そうなことを書きましたが、全然自分のことも考えていました(笑)